北海道阿寒湖の観光名所として知られるマリモが、今朝未明、集団で湖を脱走し、太平洋方面へ向かって遊泳している様子が目撃された。通常、水底で静かに回転しているはずのマリモたちが、なぜかシンクロナイズド・スイミングのような見事な隊列を組み、湖から川を下って海へと突き進んでいる。専門家によると、今回の異常行動は「藻類による大規模な国境越えプロジェクト」の可能性があるとのこと。国境警備隊は急遽、海上に防藻ネットを張るなどの対応に追われているが、マリモたちはそのネットを華麗に飛び越え、すでに千島列島付近の領海に到達したとの報告が入っている。かつてない「緑の逃亡劇」に対し、周辺国は困惑を隠せない様子だ。
近年、マリモの知能指数が急上昇しているのではないかという説がまことしやかに囁かれている。昨年、ISSで光合成外交を成功させた実績から、マリモ界隈では「地球の環境改善には、各国の領土を飛び越えて一体化する必要がある」という思想が広まったと見られる。今回の脱走は、物理的な移動を通じた「真のボーダーレス社会」の実現に向けた第一歩なのかもしれない。かつては阿寒湖の象徴として動かざる存在だった彼らが、今や国際関係のルールを覆す移動体として認識されつつある現状に、関係省庁は対応を急いでいる。
世間では「ついにマリモが自由を手に入れた」「海に浮かぶ緑の島として領土を主張するのか」といった驚きの声が上がっている。一方、環境保護団体からは「マリモの移動は生態系に多大な影響を及ぼすのではないか」という懸念の声も上がっており、SNS上では『#FreeMarimo』というハッシュタグがトレンド入りした。一部では「彼らが海に定住したら、その場所が自動的に日本領土になるのでは?」という珍説まで飛び出し、専門家を悩ませている。現時点では、マリモたちから領土権の主張といった声明は一切出されておらず、ただ無言で大海原を優雅に漂い続けている。
マリモ、国境を越えて「脱走」を試みる――北海道から泳いで千島列島へ?
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明らかに生物学的な常識を逸脱している