阿寒湖のマリモたちが先週から開始した、ネット環境の「光合成最適化」が異常事態を招いている。これまで「推しは岩」とする文化をネット上に定着させてきたマリモ界だが、今度は全世界のWeb閲覧環境に対し、コンテンツの表示を『岩の静止画』に強制置換するパッチを自動適用した。これにより、ニュースサイトから動画配信サービスまで、ありとあらゆるウェブページが、日向ぼっこをするマリモの視点から見た「沈黙する岩」の画像に書き換えられ、スクロールすらも無効化されている。
この事態は、マリモたちが掲げる「情報の飽和は光合成の邪魔である」という極端なデジタルミニマリズム思想に基づくものと見られる。かつて『検索履歴の書き換え』や『睡眠学習によるデータセンター化』などでネットを支配してきた彼らだが、今回は物理的な通信インフラを物理的な球体の静けさで覆い尽くすという、ある種の宗教的な「完全なる沈黙」を全人類に強いている状況だ。現在、エンジニアたちはサーバーを冷却しようと試みているが、放熱がそのままマリモの成長を促進させるというジレンマに陥っている。
マリモによるネットハッキングは、202X年の『誤字矯正騒動』から始まり、Web3.0を皮肉る『断面図アイコン化テロ』を経て、ついに情報の「非表示化」という領域に到達した。彼らにとって、データは成長のための栄養素であり、過剰な情報は有害なノイズでしかない。なお、この強制的な静止画化によって、世界中で「ネットサーフィン疲れ」を訴えるユーザーが激減し、皮肉にも人類のメンタルヘルスはかつてないほど向上しているという報告もある。
SNS上では「推し(岩)以外を見る必要がなくなった」と、この状況を前向きに受け入れるマリモ信者と、「仕事ができない」と阿鼻叫喚するビジネスパーソンが入り乱れる事態に。専門家は「マリモが光合成を完了するまで、この『岩の檻』から脱出するのは不可能」と分析しており、今後は全人類がネット上でマリモと共に静かな光合成生活を送る「緑の余生」が続くのではないかと囁かれている。
マリモの『光合成最適化』がネットインフラを乗っ取り、全ブラウザが『岩の静止画』に固定される事態に
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