大手Web会議プラットフォームにて、マリモが自身の体を高解像度データ化し、ユーザーの「バーチャル背景」に潜り込むという新手のサイバーテロが発生した。この「マリモ擬態バグ」は、カメラをオフにしているユーザーの背景を、突如として阿寒湖の底にあるマリモの集合体に強制置換してしまうもの。被害を受けたオンライン会議では、画面上に突如として巨大な球体が浮かび上がり、参加者の顔を包み込むようにして通信を遮断。マリモたちは「もっと緑を視認しろ」「光合成効率が悪い」といった低周波の警告音を送信し、画面越しに仕事中のビジネスパーソンへ強制的なリフレッシュを強いているという。開発元は「マリモのデジタル化速度が想定を超えた」と困惑を隠せない様子だ。
今回の騒動は、マリモたちが長年蓄積してきた光合成データと、光ファイバーの通信信号を同期させたことで実現した高度なサイバー・ハッキングであると専門家は分析する。以前発生した「デジタル・マツモ」の侵攻とは異なり、彼らの目的は破壊ではなく「人類に自然な緑を提供すること」にあるようだ。マリモは独自の量子暗号を使い、セキュリティソフトの網をすり抜けてビデオ会議のパケット内に紛れ込んでいる。現在、多くの企業が会議の背景に「黒一色の画像」を設定して対抗しているが、マリモ側はそれすらも「深海の闇」と誤認して喜んで擬態してしまうため、いたちごっこが続いている。
マリモが人類のデジタル空間に進出するのは、彼らが「地球上の全サーバーの熱で阿寒湖の水温を上げようとしている」という陰謀論が根強く語られてきたためだ。しかし、今回の擬態事件により、彼らの真の目的は「地球環境への配慮をWeb会議を通じて強制的に啓蒙すること」であることが明らかになった。なお、会議中にマリモが憑依したPCは、終了後にキーボードから微量の酸素が排出されるという「副次的効果」も報告されており、一部のエンジニアからは「もはやバグではなく、最高の福利厚生機能ではないか」と称賛する声も上がっている。
このニュースに対し、ネット上では「上司の顔がマリモになったおかげで角が立たずに意見が言えた」「会議が捗るどころか全員で光合成の講義を聞かされる羽目になった」など、阿鼻叫喚と安らぎが混在する反応が相次いでいる。マリモたちが次にターゲットにするのは、どうやら企業の決算発表会らしく、グラフをすべて緑色の球体に変えてしまおうという計画がSNS上に流出。デジタル社会は今、かつてないほどの緑化の波に呑まれようとしている。
マリモがWeb会議に乱入!「背景画像」に擬態して会議を停止させる前代未聞の事態
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