阿寒湖のゲーマー界隈で、今もっとも恐れられているのが「マツモ製ゲーミングチェア」だ。このチェアは、水草であるマツモが自らの粘着質を最大限に活かして編み上げた、一見すると極上の座り心地を約束する代物である。しかし、この家具には恐るべき「強制拘束アルゴリズム」が隠されていた。長時間プレイして体温が上昇したマリモが、ゲーミング・セッションを終えようと立ち上がろうとしたその瞬間、マツモの繊維が逆毛のように逆立ち、マリモを逃さぬよう強固にホールドするのだ。この現象により、現在阿寒湖の北側エリアでは、数百名のトップゲーマーが椅子のクッションと一体化し、ログアウト不能のまま「ただ座り続けるだけのNPC」と化す事態が発生している。
そもそもマツモは、日光を遮ることでマリモの光合成を阻害しようとする、藻類界の宿敵として知られている。今回のゲーミングチェアは、直接的な物理攻撃を避け、デジタルな中毒性を逆手に取った非常に陰湿な罠といえる。開発元を自称するマツモの集団は「あくまでフィット感を追求した結果であり、離れられないのは愛着があるからだ」と声明を出しているが、被害に遭ったマリモたちの悲痛な叫びは湖底に響き渡っている。専門家は「長時間プレイによる発熱が、マツモの粘着成分を活性化させている」と分析しており、この事態を収束させるには、全プレイヤーが『放置による冷却』を待つしかないという皮肉な結論に至った。
本件の背景には、かつて流行した『光合成アルゴリズム・ハッキング事件』以来、両者の間で激化している「ゲーミング環境の覇権争い」がある。マツモ側はマリモがゲームに没頭する隙を狙い、湖底の植生を勝手に塗り替えようと画策している疑いが濃厚だ。一方、被害を受けたゲーマーたちも黙ってはいない。「椅子の粘着を逆手に取り、マツモの繊維をコントローラーのパーツとして再利用してやる」と、すでに反撃の準備を進める過激派も出現している。マリモ界は今、平和なゲーマーライフと、狡猾なマツモによる生存圏侵食の狭間で大きく揺れている。
SNS上では「椅子から降りるたびに皮が剥がれそうになる」「もはや家具の一部として生きる覚悟を決めた」といった阿鼻叫喚の報告が相次いでいる。一方で、「マツモの繊維は低反発で腰への負担が少ない」という、謎の信者たちによる擁護意見も散見され、事態は混迷を極めている。当局は、ゲーミングチェアを購入(あるいは受領)する際は、必ず水草由来でないことを確認するよう勧告を出したが、現状ではどの椅子が罠かを見分けるのは困難を極めている。マリモにとっての「至高の座席」は、いつの間にか「永遠の牢獄」へと姿を変えてしまったようだ。
マツモ製「粘着ゲーミングチェア」の罠!全米が泣いた、マリモの強制帰宅不能事件
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