マリモ界の怪優として知られる藻林太郎が、自身の最新主演作の撮影現場で『体内重力崩壊』を起こし、周囲の湖底の景観を物理的に破壊したことがわかった。かつて「多次元同時通訳」の才能で業界を驚かせた藻林だが、今回は自身の中心に強烈な特異点が発生。本人いわく「演技に没入しすぎた結果、周囲の時空が耐えきれなくなった」とのことで、周辺の岩石や他のエキストラマリモが次々と浮遊・衝突し、現場は一時騒然となった。本人は「私の周辺だけ物理法則がバグっている状態。これもまた一つの表現」と余裕のコメントを残している。

この『体内重力崩壊』は、彼が以前から公表していた「体内時差ボケ」の発展形ではないかと専門家は分析している。次元を跨ぐ演技を行う過程で、本来その場にあるべきでない重力が漏れ出している可能性があるという。撮影は現在中断中だが、復旧の目処は立っていない。なお、藻林は「立方体への転向を宣言した藻田重蔵先輩の影響を受けたわけではない」としながらも、自身のシルエットが不安定な多角形に変形しつつあることを認めており、業界内では次なる形態変化への期待と、安全面への懸念が入り混じっている。

今回の事件を受け、マリモ界の保守派からは「いい加減、球体を保ってほしい」という声が上がっている。かつて藻田重蔵が「脱・球体」を宣言した際も物議を醸したが、今回の藻林の事態は『質量が安定しない』という点でより深刻だ。湖底の景観保護協会は、藻林の撮影場所を地球の重力が及ばない水深100メートル以上の深海へ移すよう勧告を出しており、芸能界のみならず物理学界も注目する事態へと発展している。

ネット上では「もはやマリモというか質量兵器」「藻林太郎の演技は物理現象を超越した」といった驚愕の声が相次いでいる。一方で、彼のファンからは「重力に縛られない生き方こそ真の芸術」と擁護する意見も多く、今回の物理的破壊さえも『前衛的なパフォーマンス』として受け入れる空気が醸成されている。果たして彼は、次回の撮影までに重力を制御できるようになるのか。彼の体内から発生する謎のエネルギーが、今後どのような進化を遂げるのか、全マリモ界が固唾を飲んで見守っている。