阿寒湖発のベンチャー企業「モス・テクノロジー」が、指先に装着するだけでキーボード入力をすべて「マリモの光合成エネルギー」に変換できる次世代デバイス『藻タッチ』を発表し、ネット界隈で物議を醸している。このデバイスは、打鍵するたびに微量の酸素と藻の香りを放出する仕組みだが、長時間使用すると指先が緑色に染まり、最終的には指そのものがマリモ状の球体に変形してしまうというバグが報告されている。開発元は「これは進化であり、タイピングの速度よりも癒やしの速度を追求した結果」と釈明しているが、ユーザーからは「キーボードがぬるぬるして打てない」「誤変換がすべて藻に関連した単語になる」といった悲鳴が絶えない。

近年、マリモをデジタル環境に適応させようとする研究は進んでいたが、物理的な人体改造を伴うデバイスは今回が初となる。専門家の間では、このデバイスの使用者は脳内で常にマリモの生態系をシミュレーションすることになり、現実世界のインターネットを「湖底の砂」と誤認する可能性があると警鐘を鳴らしている。なお、現在このデバイスは、一部の熱狂的なマリモ愛好家たちの間で「究極のデトックス入力」として高値で取引されているという。

街中のITオフィスでは、エンジニアの指先が次々と球体化し、キーボードを叩くのではなく「転がす」スタイルでコーディングを行う光景が日常化しつつある。また、誤変換問題についても「『こんにちは』と打とうとすると『光合成!』と入力される」といった事象が多発しているが、一部のユーザーは「むしろ風情があって良い」と擁護する声も上がっており、デジタル空間におけるマリモの勢力圏は拡大の一途をたどっている。