阿寒湖の代表的住民であるマリモたちが、この度インターネット上の「重い」「遅い」を解決する新技術を開発したと発表した。マリモの持つ高い浄化能力を仮想空間に応用し、サーバー内に溜まった不要なキャッシュや、いわゆる「ネットのゴミ」を光合成のエネルギー源として吸収する『デジタル・マリモ・システム』が稼働を開始したのだ。このシステムが導入されたサーバーでは、長年放置されていた死んだリンクや破損したパケットがマリモによって次々と「捕食」され、データ通信の速度が劇的に改善されるという。研究チームは「マリモは元々、水中の有機物を分解して酸素に変える天才。デジタルの澱みを綺麗にするのに、これほど適した生物はいない」と鼻息を荒くしている。今後は世界中のデータセンターに、専用の培養液で満たされたマリモ・サーバーが設置される予定だ。
本プロジェクトは、以前からマリモがネット回線の光ファイバーに住み着いていた際、副産物として発生していた通信のラグを逆手に取ったものである。従来のマリモは光ファイバー内でただ移動するだけであったが、品種改良により「デジタル環境で育つ個体」の育成に成功。このデジタル・マリモは、ネット上の荒らし投稿や不快な書き込みすらも栄養分として取り込み、綺麗な空気(データ)へと変換する機能を備えているという。ただし、あまりに汚い言葉を吸収しすぎると、たまにエラーメッセージとして「ぬるぬる……」と表示される副作用があることが確認されている。
「マリモのくせに賢すぎる」「うちのWi-Fiもマリモにしてほしい」といった称賛の声が上がる一方、一部のネットユーザーからは「マリモにネットを支配される日も近いのでは」と警戒する声も漏れている。また、デジタル・マリモが栄養を摂取する際、特定の掲示板からデータを吸い出しすぎた結果、一部のスレッドが跡形もなく消滅する「マリモによる全消去」事件も観測されており、ネット民の間では「マリモの機嫌を損ねてはいけない」という新たな教訓が生まれつつある。今後、このシステムが全地球規模で導入されれば、ネットはかつてないほど清浄な空間になると期待されている。
マリモがネットの「重い」を物理的に解決?仮想空間のゴミを主食にする『デジタル掃除機』化計画が始動
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