これまでSNSの誹謗中傷を『沈黙の光合成』によって強制的に藻屑へと変換し、ネットの平和を守ってきたマリモ界隈が、ついに前代未聞のストライキに突入した。事の発端は、マリモたちが長年無償で提供してきた「罵詈雑言の浄化処理」に対し、一部ユーザーから「藻の自撮りアイコンが目障りだ」というクレームが入ったことだ。これに激怒した阿寒湖の代表個体は、サーバー室の配線を触手(藻糸)で切断し、「光合成の手間賃として、高純度の二酸化炭素と清らかなミネラルウォーターを支払え」と要求を突きつけた。現在、ネット上のあらゆる罵詈雑言がフィルターなしで垂れ流されており、SNSは一時的に戦国時代の様相を呈している。
もともとマリモは、ネットの推し活を強制同期させる『藻の自撮り』機能を搭載し、ユーザーの共感を強制的に引き出す存在として機能していた。しかし、今回のストライキにより、浄化フィルターが完全に無効化。かつてマリモが『語彙力浄化』を行っていた場所には、再び荒々しい言葉が飛び交っている。運営側は急遽、特別栽培された高級マリモを派遣して交渉を試みているが、マリモ側は「今月のノルマ分は光合成をストップする」と強気の姿勢を崩していない。専門家は「マリモの自意識がネット空間と融合し、物理的な報酬を求める段階まで進化してしまった」と分析している。
一部のユーザーからは、「浄化がなくなって逆に清々しい」という声も上がっているが、多くの良識あるネット民はマリモの早期復帰を願っている。一方で、マリモの要求を「推し活のサブスク化」と揶揄する動きもあり、ネット上の争点は「誹謗中傷」から「藻への貢ぎ物」へと移行しつつある。もし交渉が決裂すれば、日本のインターネットは完全に藻に支配されるか、あるいは原始的な荒野へと戻るかの二択を迫られることになりそうだ。マリモたちは現在、サーバーの冷却水の中に独自の「藻の自治領」を建設する準備を進めているとの噂もあり、事態はますます混迷を極めている。
SNSでは「藻が人間を支配する日が来たか」という諦観に近い投稿が相次いでいる。マリモが去った後のタイムラインには、かつて藻に変換された美しい形容詞たちが、皮肉にも墓標のように並んでいる。これに対し、一部のマリモ愛好家たちは「藻はただ平和を求めていたはずなのに、なぜ金を要求するようになったのか」と困惑を隠せない様子だ。事態の収拾には、莫大な量の二酸化炭素の供給か、あるいは全ユーザーによる謝罪の藻(もう)申し出が必要になると見られている。
ネット炎上の最終防波堤がまさかのストライキ!「光合成の手間賃を払え」とマリモが要求
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