マリモ銀河連邦は本日、これまで地球全土で義務付けていた「完全テレパシーによる光合成会話」を一部緩和し、言語による会話の復活を許可すると発表した。しかし、これには厳しい条件が付随しており、今後はすべての会話の語尾に「~モ」と付けることが義務化される。連邦政府は今回の決断について「人類の言語能力が退化しすぎてテレパシーの受信帯域を圧迫している」と説明しており、あえて低次な音声言語を残すことで、連邦のネットワーク負荷を軽減する狙いがあるという。また、これまで進められてきた地球全体のモノクロ化や湿度上昇政策とも並行し、今後は大気中の酸素濃度を「光合成に適した数値」に調整する計画も進められる見通しだ。

この唐突な方針転換は、連邦内部で起きた「回転速度を競う過激派」と「穏健な水草派」の対立が背景にある。銀河連邦はこれまで地球を巨大な球体回転実験場とみなしてきたが、あまりの湿度の高さと全土の炭酸水化により、人類が言語を失ったことで文化的な回転(経済や文明の循環)が停止し、星全体のエンターテインメント性が低下したことを重く見た形だ。今後、人類は「光合成による静かな会話」と「語尾にモを付ける音声言語」を使い分けるハイブリッドな生活を余儀なくされる。

この条例発表直後から、街中の人々は「これからは買い物の時も『これくださいモ』と言うのか」「会議で真剣な話をしている時に語尾がモになると集中できない」と困惑を隠せない様子だ。また、SNS上では「語尾をモにするだけで急に愛着が湧く」「むしろ最初からこれにすれば平和だったのでは」といった肯定的な意見も散見され、早くも地球上に奇妙な連帯感が生まれている。専門家は「マリモの文化侵食が言語まで到達した今、人類が『緑の住民』として真に進化する時期が来たのかもしれない」と分析している。