ネット上に溢れる怒りの感情を検知し、瞬時にサーバーを氷点下まで冷却する「マリモ・クライオ・システム」が全プラットフォームで稼働を開始した。このシステムは、特定のワードが飛び交いSNSが炎上した際、画面の隅から巨大なマリモが出現し、文字通り「熱い議論」を物理的に吸収。投稿は凍りつき、冷たい氷の結晶となってタイムライン上に静かに降り注ぐ仕様となっている。開発チームによると、マリモは「感情の高ぶりによるサーバー負荷」を光合成のエネルギーに変換しているとのことで、過激なリプライを送れば送るほど、マリモはより大きく、より冷たく成長していくという仕組みだ。
これまで、ネット上の炎上は「火消し」が困難とされてきたが、マリモは深海のような静寂を強制的に作り出す。一部のユーザーからは「議論が強制終了される」との苦情も出ているが、皮肉にも「冷めたコメント」しか書き込めない仕様が、ネットの殺伐とした空気を一変させた。専門家は「マリモの代謝が上がれば、ネットの平均気温はさらに低下し、いずれは全人類が南極のペンギンのような落ち着きを取り戻すだろう」と分析している。
本件を受けて、各SNS運営は「マリモに凍結されたアカウントの解凍には、別途マリモ用の肥料を購入する必要がある」と発表。この発表に対し、株価ならぬ「藻類指数」が急騰。デジタルネイティブ世代からは「炎上が寒すぎて逆に燃える」といった矛盾した感想も寄せられており、マリモの冷徹な管理下での新しい交流が模索されている。
ネット住民からは「深夜のテンションで書いた長文が氷柱になった」「凍らされたレスを溶かして読み返すと恥ずかしさで死ねる」といった阿鼻叫喚の声が続出している。一方で「暴言を吐くたびに凍らされるので、最近はマリモと仲良くするために優雅な貴族のような口調になった」という奇妙な適応事例も報告されており、マリモによる「ネットの民度改革」は、思わぬ方向に舵を切り始めている。
マリモがネットの「炎上」を物理冷却!高熱の罵詈雑言を吸い取り凍てつく「深海モード」へ
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