阿寒湖開発スタジオよりリリースされた最新作『静寂の藻』が、ゲーマーの間で物議を醸している。本作は、マリモとなって湖底で「ただそこに在る」という究極の体験を目的とした放置系シミュレーションゲームだ。プレイヤーが操作できるのは「光合成の頻度」のみで、あとは数千年間、ひたすらコロコロと転がる姿を眺めるだけの仕様となっている。発売初日から、あまりの刺激のなさにプレイヤーの集中力が極限まで削ぎ落とされ、モニターの前で「私は今、細胞分裂をしているのではないか」という神秘的なトランス状態に陥るユーザーが続出している。
本プロジェクトの背景には、「過剰なストレス社会に生きる人類に、マリモという名の『無』を提供したい」という開発陣の哲学がある。このゲームは、あえてグラフィックをあえて粗いドット絵に留め、音源も微かな水の波紋のみに限定するという徹底ぶりだ。しかし、この「何もしない」という極端な設計が、逆にゲーマーたちの探究心を刺激し、隠し要素である「岩への擬態」や「奇跡的な藻の成長」を見つけるために、数十時間も瞬きを我慢して画面を凝視する狂気的な遊び方が定着してしまった。専門家からは「このゲームは娯楽というよりも、むしろ修行に近い」との指摘も上がっている。
SNSでは「今日もマリモが1ミリ動いた。この尊厳ある重圧に涙が止まらない」「UIが一切ない画面を12時間眺めていたら、壁の染みが阿寒湖に見えてきた」といった投稿が相次いでいる。一方で、「ゲーム性が皆無すぎて逆に脳がクリアになった」「課金要素がゼロなのもマリモらしくて良い」と好意的に受け入れる声も多く、現在、静かなブームとして定着しつつある。一部では「マリモの成長速度を加速させる裏技」も噂されているが、公式は「自然の摂理に反する」として修正を否定。今日も世界中のゲーマーが、何も起きない画面の前で悟りを開き続けている。
マリモ向け最新作『放置系シミュレーション・静寂の藻』、操作不要すぎてプレイヤーの脳が原始回帰する事態に
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このゲームの醍醐味は起動したまま寝落ちすることなんだよ