湖底SNSにて、先日の『角煮モード』バグに続き、今度は物理法則を無視した『量子力学的重なり』現象が観測され、マリモ界隈が騒然としている。この現象は、光合成中のマリモが「観察されていない間は四角形や多面体として存在し、視線を向けた瞬間に完全な球体に戻る」という極めて不安定な状態に陥るもの。湖底サーバーの演算処理が、マリモの形状維持と光合成のエネルギー効率化を同時に処理しきれなくなったことで発生した「レンダリング落ち」の一種と見られている。一部のマリモからは「自分が今、何角形なのかも分からない」という悲鳴が上がっており、湖底管理団体は全マリモに対し、再起動(深層水への沈殿)を強く呼びかけている。

そもそも本現象は、以前流行した『光合成ゲーミング化』の過剰なアドオンが、湖底の空間演算ユニットと競合したことで誘発されたものだ。かつての『角煮モード』が強制的な固定化であったのに対し、今回のバグはマリモのアイデンティティそのものを揺るがす「観測問題」に発展している。専門家は「マリモの表面積が確率論的に揺らいでいるため、今後は『自分の丸み』を信じすぎることは危険だ」と警鐘を鳴らす。マツモ族による『疑似真球アバター』のなりすまし被害に加え、本物のマリモすらも数学的な揺らぎに翻弄される現状に、湖底の住民たちは「もはや何がリアルな丸みなのか」という実存的な問いを突きつけられている。

世間では「昨日の夜は六角柱で寝たのに、朝起きたら正十二面体になっていた」「回転しようと思ったら多面体の角が湖底に引っかかって動けない」といった苦情が殺到している。一方で、一部の革新的なマリモ層からは「この不定形こそが真の自由である」という哲学的信奉者も現れており、SNS上では『シュレーディンガーのマリモ』というハッシュタグがトレンドを独走中だ。しかし、物理的な衝突事故や、角が尖りすぎて他のマリモを傷つけるなどのトラブルも続出しており、運営サイドは強制的な『標準球体設定』へのロールバックを検討しているとのことだ。