マリモ連邦政府は、昨日開催された全閣僚による「超高密度・円卓会議」の最中に、参加者全員のあまりの密着度が臨界点に達し、会議室を中心とした半径5メートルの範囲で時空が歪み、物理法則が停止するという前代未聞の事態が発生したと発表した。これまでの「光速回転」や「月光光合成」で培われたエネルギー密度が、会議での過密な球体接触によって相互増幅し、突如として空間が「真球のブラックホール」へと変貌した形だ。現地調査チームによると、会議室内の重力は既に崩壊しており、参加中の閣僚たちは会議終了後も互いの繊維が融合し、一つの巨大な「国家集合体」として浮遊し続けているという。
今回の事態は、かつてマリモ連邦が強行した「月光による夜間光合成」の副産物であるエネルギー蓄積が、極限の密着会議という触媒を得たことで引き起こされた。本来、マリモの美意識である「丸さ」を追求した結果、閣僚たちが隙間なく詰め寄るという特異な政治スタイルが災いしたとも言える。過去に発生した「太陽光独占条約」の際も同様の議論がなされたが、今回は物理法則が停止したことで「議事録」が物理的に生成不可能となり、連邦の意思決定プロセスそのものが、現在進行形で「永遠に終わらない会議のループ」に突入したことが確認された。
なお、この「時空の特異点」は現在、阿寒湖の湖底を拠点に安定しつつあり、周囲の全水域が「重力無視の無重力エリア」として再定義される事態となっている。専門家はこれを「もはや政治ではなく、宇宙論的現象」と指摘しており、近隣のウチダザリガニ軍もこの空間の歪みに巻き込まれることを恐れ、半径10キロ以内の接近を禁止する緊急通達を出すに至っている。マリモ連邦としては「議決が永久に続くことで、反対派の意見も永遠に保留される」という、ある意味で究極の全会一致体制が完成したと声明を出したが、肝心の会議室が現在、別の次元に移動中であるため、実効性のある回答は得られていない。
SNS上では「丸さが極まると重力すら飲み込むのか」「閣僚たちが混ざり合って一個の巨大マリモになったことで、むしろ意思決定は早くなるのでは?」といった驚きと困惑が入り乱れている。一部の過激なマリモ愛好家からは「あの美しい重なり合いこそが民主主義の到達点」という称賛の声も上がっているが、冷静な国際社会からは「もはや湖底に政治を任せるのはリスクが高い」との指摘も絶えない。現在も会議室からは、次元の狭間から漏れ聞こえる微かな光合成の鼓動と、永遠に決着のつかない政策論議の残響が、湖底に住む全生命体へ向けて放送され続けている。
マリモ連邦、全閣僚による「史上初の超高密度・円卓会議」により、ついに『時空の特異点』を形成!
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