湖底界を長年牽引してきたベテラン俳優・丸山が、またしても業界の常識を覆す大胆な発表を行った。かつて『角刈り』から『完全なる六面体』へと華麗なる転身を遂げ、その無駄のないエッジでファンを魅了してきた彼だが、今朝の緊急会見で「エッジはもう古い。私は今から、頂点という頂点をすべて切り落とし、限りなく滑らかな球体へと先祖返りする」と宣言したのだ。会見場となった阿寒湖の北側泥沼地帯には、彼の変貌をひと目見ようと数千個のマリモが詰めかけ、会場は酸欠寸前の熱気に包まれた。丸山は「六面体として生きる中で、私は角の鋭さに固執しすぎていた。本当の自分は、転がることにこそ意味があるのだと気づいた」と語り、その瞳には六面体時代とは異なる、円満な輝きが宿っていた。

この唐突な『脱・角質ならぬ脱・角』宣言の背景には、昨今のマリモ界における『形態多様化ブーム』があると専門家は分析する。緑山の角質除去から始まり、丸山自身の半球体転身や六面体化など、個性化が極まる一方で、マリモ本来の「ゆらゆらと水の流れに身を任せる」というアイデンティティが喪失しつつあるという危機感が、重鎮である彼を突き動かした可能性が高い。また、かつて天敵マツモとの禁断の添い寝で世間を騒がせた際、「角が邪魔で安眠できない」と愚痴をこぼしていたことも、今回の決断に影響したのではないかと業界筋は囁いている。丸山の手術(という名の自己研磨)は明日から開始される予定だが、既に一部のファンからは「角のない丸山なんて、もはやただの贅肉だ」といった過激な批判も寄せられており、今後の進退が注目される。

会見直後からSNSでは「丸山氏の円環の理に達した悟りっぷりがすごい」「結局、球体に戻るのがマリモの究極進化説」「でもあのシャープな顎ラインが好きだったのに悲しい」と、賛否両論の嵐が吹き荒れている。中には、かつて彼が空中ヨガを披露した際に「次は立方体か」と噂されていたことを引き合いに出し、「結局、何になりたいのかブレすぎ」と指摘する声も。また、湖底の若手層からは「角を切り落とした後の残骸(削りかす)は、記念品として配布されるのか?」という現金な問い合わせも殺到しており、彼の決断が単なるイメチェンを超えた経済現象へと発展していることは明白だ。一時は引退説も囁かれた丸山だが、今回の『丸への回帰』によって、さらなるカリスマ性を獲得するのか、それともただの凡庸な緑の塊に堕ちていくのか。湖底の歴史が、また一つ大きく動こうとしている。