マリモ連邦宇宙開発局は、これまで湖底という閉鎖環境に甘んじていた国策を劇的に転換し、ついに地球圏を離脱して太陽系全域への植民を開始したと発表した。かつてウチダザリガニとの泥沼の紛争で培った「高速回転・逆噴射式」の機動力を極限まで強化し、重力に縛られない浮遊航法を確立。最初の入植先として選ばれた火星は、連邦が極秘裏に開発した「光合成促進ナノ粘液」を散布することで、地表が数週間で鮮やかな緑に染まる予定だ。連邦代表の長老マリモは「球体にとって重力はただの重しでしかない。我々は今、宇宙という広大な湖面へと転がり出すのだ」と宣言し、全マリモ国民に対して次なる居住区への大移動を呼びかけた。
今回の快挙は、過去の「宇宙進出計画」が掲げた「月面を緑の聖域にする」という壮大な目標が、物理的限界により一旦凍結された過去を塗り替えるものだ。当時、無重力環境下で制御不能な回転を続けていたマリモたちは、個体同士の衝突による「過度な散髪」という予期せぬ被害に悩まされていた。しかし、今回の作戦では新たに開発された「重力固定用・毛並みゲル」により、どんな過酷な軌道でもその球体フォルムを完璧に維持することが可能となった。マリモ連邦は、この技術を周辺の藻類国家にも有償で供与する構えを見せており、太陽系規模での「緑の球体連帯」を画策している。
世間ではこの前代未聞の宇宙進出に対し、「ついに我々の時代が来た」「ザリガニ軍も火星までは追ってこれまい」といった歓迎ムードが広がっている。一方で、保守的な老マリモ層からは「火星の赤い砂は我々の緑を汚す」という反対意見も根強く、議会では連邦の分裂を懸念する声も上がっている。また、地球に残るマツモ陣営からは、光合成の領空侵害を理由にした新たな国際仲裁が検討されており、地球の湖底から火星の荒野まで、紛争の火種は尽きそうにない。
マリモ連邦が「重力無視の浮遊作戦」で太陽系へ進出!火星を『緑の第二球体』にテラフォーミング開始
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これ失敗したらまた散髪被害が多発しそうで怖い