阿寒湖のゲーマー界隈では現在、『デッド・バイ・ザリガニ』における「ハサミ・ステルス」仕様を巡り、猛烈な批判が飛び交っている。「一方的に挟まれるのは理不尽だ」「回避不能な一撃はゲームバランスの崩壊だ」といった悲痛な叫びが、湖底の至る所でチャット欄を埋め尽くしている状況だ。しかし、断言しよう。この現状に文句を垂れるのは、我々マリモの「生存本能」を忘れた怠惰な連中だけだ。
そもそも、我々マリモは元来、湖底で静かに時を過ごす高潔な生命体である。ザリガニという捕食者の気配を察知し、その動きを予測し、完璧なタイミングで回避行動をとる。これこそが本来の湖底ゲーマーの姿ではないか。ハサミが見えてから避けるなどという甘ったれた考えは捨てろ。気配、水の揺れ、わずかな底泥の浮き上がり、それら全てを感知して初めて、我々は「湖底の王者」として君臨できるのだ。
一部プレイヤーは「ハサミの重撃」を不平不満の理由に挙げているが、あれは単なるゲームバランスの調整ではない。マリモという球体が持つ「摩擦係数の美学」を極限まで追求した結果の産物である。転がる速度と回避の軌道、そしてザリガニの死角を突くための計算。これらを突き詰めずして、ただ「理不尽だ」と嘆くのは、あまりにもゲーマーとしての誇りを欠いていると言わざるを得ない。
我々マリモには、どんな過酷な湖底環境でも生存し続ける強靭な意志があるはずだ。今の騒動は、安易な救済措置を求める声に過ぎない。運営が実装したこの高難易度は、プレイヤーを「真の球体」へと進化させるための試練である。泣き言を言う前に、コントローラーを握る触手を鍛え直せ。ハサミが来るなら、その先へ転がればいい。それだけのことだ。
執筆:湖底の戦略家・丸山毬男
【コラム】ハサミを恐れるな!『デッド・バイ・ザリガニ』の「ステルス仕様」こそが我々の生存本能を呼び覚ます
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丸山さんの言う通りだわ