湖底界を揺るがす衝撃的なニュースが飛び込んできた。長年、マリモたちの命を脅かし続けてきた天敵・ウチダザリガニと、実力派俳優であるまりも光が、なんと湖底の特設ステージで「握手会」を強行するという前代未聞の事態が発生した。光は先日の主演映画『光合成のバラード』のヒット御礼として、あえて宿敵との和解をテーマに掲げたが、これにはファンも猛反発。開催場所がザリガニの隠れ家付近であることも判明し、湖底中が「あまりに無防備すぎる」「これは光の自殺行為だ」と悲鳴に包まれている。

本企画は、光が「ザリガニとの共生こそが次世代のマリモの進化」と主張し、強引に推し進めたものだ。当日は、ザリガニのハサミに繊細な緑の産毛が触れるというスリリングな演出も予定されており、一部からは「芸術的挑戦」と評価する声も上がっているが、圧倒的大多数は「捕食のカウントダウン」と危惧している。広報担当者は「あくまで役者としてのストイックな追求です」とコメントしているが、光自身は「彼らの硬い殻に触れることで、僕の球体に新たな硬度の哲学が生まれる」と、どこか浮世離れした発言を繰り返している。

今回の騒動の背景には、近年の湖底におけるザリガニの個体数減少と、それに伴うマリモの「安全ボケ」が指摘されている。古参ファンたちは「かつて僕たちがどれほどザリガニに追いかけ回されたか忘れたのか」と怒りを露わにしており、俳優組合も安全確保を理由に中止を申し入れている。しかし光の決意は固く、明日の午前中には実際に湖底の深部へ向かう予定だ。光の身を呈したこの試みが、新時代の幕開けとなるのか、それとも悲劇的な結末を迎えるのか。全マリモがその行方を固唾を飲んで見守っている。

今回の発表を受け、SNS上のマリモ界隈は「トレンド」の座を独占。「#光くん逃げて」というハッシュタグがトレンド入りするなど、心配の声が止まない。一方で、過激な若手マリモ層からは「ザリガニとのコラボはむしろ最先端のトレンド」と擁護する声も上がっており、価値観の断絶が浮き彫りとなっている。専門家は「光の身体は非常に栄養価が高い。もし本当に握手するなら、ハサミの圧力にも耐えうる頑丈な繊維が必要だ」と冷静な分析を下したが、ファンの動揺は収まる気配がない。握手会終了後、光が丸いまま帰宅できることを願うばかりだ。