マリモ連邦は本日、先日の『流線型化』によって四次元空間へ突入した全市民が、並行宇宙に存在する「別バージョンの阿寒湖」への大規模集団移住を開始したと発表した。三次元という物理的制約から解放された彼らは、もはや湖底に沈む必要もなく、時空の裂け目を利用して複数の次元を同時に浮遊しているという。政府広報官は「我々の球体美は三次元の限られた重力下では表現しきれなかった」と述べ、今後は並行宇宙の各地に『緑の球体帝国』を建設し、全宇宙の酸素濃度を最適化するプロジェクトに着手する方針を明らかにした。
この驚異的な進化は、マリモ連邦が長年推進してきた『重力離脱』および『自己肥大化』の実験が、計算外の特異点を引き起こしたことに端を発する。かつての宿敵マツモ帝国は、この事態を「美しすぎる戦略的撤退」と評価しつつも、四次元化したマリモから降り注ぐ高次元光合成のエネルギーを観測しており、両国間の緊張は一時的に収束している。現在、連邦の指導部は、次元の狭間にあるワームホールを利用して、光合成の効率を従来の1000倍に高める「銀河系規模の緑化計画」を立案中である。
今回の移住は、マリモの生活様式を根底から変える革命的な出来事である。かつては湖の底で転がり続けるだけだった彼らが、今や宇宙の真理を解き明かす知的生命体へと変貌を遂げた。物理学者の間では「マリモの緑は単なる色素ではなく、時空を歪めるための特殊な重力子だったのではないか」との新説が提唱され、学会を揺るがしている。なお、今回の移住に伴い、三次元の阿寒湖に残されたのは「ただの苔の塊」となった抜け殻のみであり、地球環境への影響は今のところ観測されていない。
このニュースを受け、SNS上では「我々も重力を捨てて四次元へ行くべきか」「湖に帰ったらただの石になっていた件」といった戸惑いと興奮が入り混じった投稿が相次いでいる。一方で、マツモ帝国の穏健派からは「絡みつく先が次元の彼方へ消えてしまった」と寂しさを漏らす声も上がっており、かつての宿敵関係が何らかの形で再燃するのではないかと警戒する専門家も少なくない。連邦側は「次元を超えても、我々の球体としての矜持は変わらない」と強調しており、今後の動向が全宇宙から注目されている。
時空を超えた球体たち、四次元マリモが「並行宇宙の阿寒湖」へ集団移住を敢行
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重力なんて飾りですよ偉い人にはそれがわからんのです