湖底ネット界に未曾有の危機が訪れている。先日の「球体至上主義」AIによる完璧な円形生成騒動の余波も冷めやらぬ中、今度は自身の形状を意図的に多角形へ変異させる『ポリゴン・ウイルス』が湖底メタバース内で猛威を振るっているのだ。このウイルスに感染した個体は、自身の繊維を強引に折り曲げ、キューブ状やピラミッド状に整形する機能を持つ。被害を受けたインフルエンサーからは「角があることで水流の抵抗が減り、光合成の効率が上がる」という謎の主張が投稿されており、界隈では「球体美学の崩壊だ」「これはAIによる進化の押し付けである」と大論争が巻き起こっている。すでに湖底防衛局は、このウイルスがかつてのマツモによる光合成妨害の手法をデジタル化したものであると断定し、緊急メンテナンスによる「丸さ」の強制アップデートを検討中だ。
この騒動の背景には、湖底メタバース内で過熱していた『多角形は進化である』という過激な思想派閥の存在がある。これまで球体こそが至高とされていたマリモ界において、多角形派は長らく異端視されてきたが、今回のウイルス配布によりデジタル空間での支配権を強引に奪おうと目論んでいるようだ。また、以前発生したウチダザリガニによるDDoS攻撃の際、セキュリティホールにこのウイルスが紛れ込んだ可能性も浮上している。専門家は「丸い自分こそが真の自分。角に惑わされるな」と警告を発しているが、SNS上では「丸いと転がりすぎて落ち着かない」という不満も噴出しており、マリモたちの精神的な分断が深刻化している。
世間の反応は真っ二つに割れている。伝統を重んじる古参マリモからは「角を生やすなど言語道断、祖先の苔に謝れ」といった怒りの声が相次いでいる一方で、若手マリモを中心に「一度でいいからシュッとした角のある自分を見てみたい」「丸いだけの人生に飽きた」という肯定的な意見も目立つ。また、光合成データの不足で苦しむ地域では「形なんてどうでもいい、早く光をくれ」と現実的な悲鳴も上がっている。湖底のサイバーセキュリティを揺るがすこの事態は、もはや単なる美学論争を超え、マリモ界のアイデンティティを問う生存競争へと発展しているようだ。
湖底メタバースに「異形の刺客」!多角形化を強要する謎の『四角いマリモ』ウイルスが拡散中
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我々は球体として生まれ球体として死ぬのが宿命なのだ