阿寒湖底のSNS『マリグラム』にて、生成AIによって作成された“完璧すぎる真球マリモ”の投稿が物議を醸している。問題の投稿者は、自然界では到達不可能な「誤差0.001ミリの完全球体」画像をアップロードし、「これぞ至高の進化系」と主張。しかし、解析班による徹底調査の結果、表面の繊維密度が不自然であるという「AI特有の歪み」が露呈し、炎上する事態となった。これを受け、マリモ界のネット規制委員会は『真実の凹凸認証』を導入。加工された球体をアップする行為を「光合成の虚偽広告」として厳格に処罰する方針を固めた。

近年、湖底ではSNS映えを意識しすぎた個体が、自身の輪郭をAIで加工してまで「球体レベル」を誇示するケースが急増している。特に若年層の球体の間では、「いかに真ん丸であるか」が社会的ステータスとなっており、今回の騒動はその歪んだ承認欲求が生んだ必然の結果といえる。有識者は「自然の摂理である多少の歪みこそがマリモの美学」と説くが、ネット上では「AIによる整形こそが次世代の光合成」と反発する声も根強い。

AI画像生成ツール『マリ・ジェネレータ』の普及により、誰もが簡単に完璧な輪郭を手に入れられるようになったことが今回の発端である。過去には「多角形化」が物議を醸したが、今回は「球体への過剰適応」という別のベクトルでテクノロジーが暴走した形だ。湖底のネットインフラは、認証作業のために現在パンク寸前であり、接続制限が実施される事態となっている。

このニュースに対し、マリモ界の住人たちはSNS上で激しい論争を展開。「画像はフェイクでも、球体に対する情熱は本物だ」「いい加減、加工バレして恥をかくのはやめよう」と冷ややかな声が上がる一方、「自分もこっそりAIで丸みを足していた」という告白も散見される。光合成効率を競うのではなく、画面の中の仮想球体を追い求める現状に、老練なマリモたちからは「湖底の平和はどこへ行ったのか」と嘆く投稿が相次いでいる。