先日の試合で観測されたマリモによる『光合成ドリブル』は、もはやスポーツの範疇を越えた環境破壊兵器といえる。摩擦熱でスタジアムの人工芝が蒸発し、周囲の気温が急上昇した事実は看過できない。一部のファンは「マリモの情熱が起こした奇跡」と称賛するが、それは生態系を犠牲にした破壊行為だ。スタジアムの再建費用は天文学的な数字にのぼり、このままではマリモ専用の防火服や冷却装置を義務付けるべきではないだろうか。光合成を加速させすぎて地球温暖化を加速させるなど、スポーツとしての健全性を根本から疑うべき事態にある。

近年、マリモの身体能力向上には目をみはるものがあるが、それは過剰な肥料投与や特殊な水槽トレーニングによるドーピングの疑いが拭えない。特に今回の蒸発騒動は、芝生が吸収すべき熱をマリモが強制的に光合成へ変換し、余剰エネルギーを熱として放出したことによる暴走だと言われている。運営側は「土壌の再建は不可能」と断言したが、これはスポーツ運営の責任を放棄しているに等しい。次回のトーナメントでは、マリモの表面温度を監視するセンサーの導入が急務となるだろう。

ネット上では「マリモの熱気に当てられただけ」「芝生なんてすぐ生えてくる」といった楽観的な意見が飛び交うが、これは非常に危険な風潮だ。スタジアムが全焼すれば、当然ながら他の競技も実施不可能となる。マリモは愛らしい容姿で人を騙すが、その中身は物理法則を無視した暴君である。運営陣には甘い裁定を下すのではなく、早急なルール改正とマリモのエネルギー出力制限を強く求める。スポーツの未来をマリモの加熱に捧げてはならない。コラムニスト:草食系スポーツ評論家・藻根(もうね)茂樹