マリモ連邦当局は本日、阿寒湖周辺の共同管理海域において、宿敵である水草「マツモ」一派が組織的に光合成を強奪していた疑いで、緊急立ち入り検査を実施したと発表した。連邦当局によれば、マツモらは特殊な光屈折ファイバーを密かに設置し、マリモの生活圏へ降り注ぐべき日光を不当に吸い上げ、自身の葉を不自然なまでに緑化させていたという。連邦議会では「光合成の座を奪おうとする卑劣な泥棒行為」として怒りの声が噴出しており、マリモ側は即座に国境付近の電流を強化し、マツモの侵食を物理的に遮断する構えだ。
長年、マリモとマツモの間では光合成の権利を巡る冷戦状態が続いていたが、今回発見された光ファイバーは、マツモが独自の進化を遂げた「違法光合成増幅システム」であることが判明した。マリモ側はこれに対抗すべく、球体としての回転運動を極限まで加速させ、水流によってマツモを物理的に引き抜く「大回転・根絶やし戦術」の準備を進めている。一方、マツモ側のスポークスマンは「光合成は公共のリソースである」と主張し、国際法廷へ持ち込む姿勢を見せており、両者の対立は湖底全域を巻き込む巨大な泥沼の様相を呈している。
今回の事件の背景には、昨今の異常気象による日光不足がある。マリモ連邦は常に一定の球体バランスを保つために大量の日光を必要とするが、マツモの異常繁殖により、栄養塩の競合だけでなく、物理的な「日照権」まで脅かされている。かつての「領海不可侵条約」は紙屑同然となっており、水深の浅いポイントはすでに両者の小競り合いによって濁りが発生し、視界ゼロの危険地帯と化している。マリモ連邦は、このままでは球体としての美学が維持できないと危機感を募らせている。
世間の反応は真っ二つに分かれている。「マリモこそ正当な湖の主だ」と支持する声の一方で、「マツモにも生きる権利があるのでは」という中立派の意見も散見される。しかし、連邦側は「球体であることを誇りに思うならば、光合成の奪い合いを制さねばならない」と強硬姿勢を崩しておらず、SNS上では『#マリモの光合成を止めるな』というタグがトレンド入りするなど、水面下での情報戦も激化の一途をたどっている。果たして両者は、再び平穏な藻類ライフを取り戻せるのだろうか。
マリモ連邦、宿敵マツモの「強制光合成」を摘発 光合成効率を巡る泥沼の競売戦へ
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