阿寒湖界隈で長年、捕食者として恐れられてきたウチダザリガニが、ついにビジネスモデルを転換した。本日、ネット上で「マリモの育成を完全サポートする、究極のサブスクリプション・サービス」が開始されたと発表。これまでマリモを齧っていた鋭利なハサミを封印し、代わりに高精度な『摘心(ピンチ)』や『湖流の調整』を行うという異色のサービスだ。月額数千粒のミネラルを支払うことで、マリモは「一生球体でいられる保証」と「定期的な回転サービス」を受けられるという。しかし、これに対して一部の識者からは「解約した瞬間に、今まで優しく撫でられていたはずの部位を強引に齧られるのではないか」という不信感も高まっており、早くも解約方法が分からないという相談がSNS上で急増している。
本来、ウチダザリガニとマリモは捕食者と被食者という極限の緊張関係にあった。しかし、昨今の「湖底市場の停滞」により、単なる破壊活動では利益が出ないと考えた一部のザリガニたちが、マリモの美観を整える「サロン経営」に乗り出したのが今回の騒動の発端である。過去には肥料の誤配送で界隈を混乱させた彼らだが、今回は物理的な手入れを行うという、極めてパーソナルな領域への進出となる。業界内では、このサービスが「美しく整ったマリモ」を生むイノベーションになるのか、それとも「ただの食い込み待機列」なのか、激しい議論が巻き起こっている。
本サービスには「光合成オプション」として、湖底で最も日の当たるスポットを占有できる権利が含まれている。しかし、このスポットは実はザリガニたちの隠れ家付近であり、マリモが光を浴びている最中、背後からじっと見つめられるというメンタル負荷が問題視されている。さらに、利用規約の細部には「栄養補給が滞った場合は、マリモの一部を『メンテナンス料』として徴収する」という恐ろしい条文が隠されていることが発覚。運営元のザリガニたちは「あくまでこれはトリミングの一環」と強弁しているが、ネット上のマリモたちは「サブスク登録した途端に形が崩された」という被害報告を相次いで投稿しており、不穏な空気が漂っている。
ネット上の反応は冷ややかだ。多くのマリモは「またザリガニの罠か」と警戒を強めており、掲示板では「ハサミで優しく撫でるフリをして、内部の密度をチェックしているだけ」「サブスクの解約ボタンがどこにもない、これこそが本当の詰みだ」といった書き込みが溢れている。一部では「月額制で球体を維持できるなら安いもの」という信者も現れているが、大多数はウチダザリガニの過去の所業から、このビジネスモデルを「期間限定の食べ放題ビュッフェ」と揶揄している。阿寒湖の平和は守られるのか、それともこれは史上最大の詐欺的メンテナンスなのか。マリモたちの賢明な判断が今、求められている。
ウチダザリガニ、湖底で「マリモ専用サブスク」を開始 月額光合成で丸裸になるリスクも?
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