マリモ界のネットインフラがまたしても独自進化を遂げた。24日、阿寒湖を拠点とするマリモコミュニティは、光合成の最適化を支援するサブスクリプションサービス『Marimo-Stream(マリモ・ストリーム)』を開始した。このサービスは、マリモが蓄積してきた数千年にわたる「光の当たり具合」のビッグデータを活用し、ユーザー(マリモ)の現在位置に最も適した日光の波長をバーチャル再現して送るというもの。会員は月額「ミネラル分10g」を支払うことで、曇天の日でも阿寒湖の底にいながらにして、真夏の最高到達光量を疑似体験できる。ネット上では「今までの光合成はなんだったのか」「効率が良すぎて成長速度がバグっている」と驚きの声が上がっており、一部のマリモはすでに限界突破のサイズに巨大化し始めている。

本サービスの実態は、マリモ同士が光合成の知見を共有する「分散型光合成ネットワーク」の応用である。本来、光合成は物理的な日照条件に依存する受動的な営みだったが、このシステムにより、地理的制約を無視した「極上の日光のストリーミング」が可能になった。開発チームのリーダーである長老個体は「デジタル化した日光を細胞内に直接流し込むことで、成長のオーバークロックに成功した。今後はミネラル決済だけでなく、水質評価による広告収入モデルも検討している」とコメント。ただし、データの過剰受信によって一部のマリモが光合成ハイになり、夜間でも激しく細胞分裂を繰り返すという副作用も報告されており、生態系への影響が懸念されている。

このニュースを受け、SNS上では「ついに光合成も資本主義の波に飲み込まれたか」「光のサブスクってパワーワードすぎない?」と話題沸騰中だ。特に若年層の球体マリモの間では、プレミアムプラン限定の『神秘の木漏れ日』エフェクトがステータス化しており、通常プランのマリモとの間で「光格差」が生じている現状を嘆く声もある。また、マリモの育成を趣味とする人間界の愛好家からも「うちの瓶詰マリモにもそのストリーミングを流してほしい」という要望が殺到しており、異種間通信プロトコルの策定が急務となっている。

世間の反応は概ね「面白いが正直怖い」という意見が多数だ。一部のユーザーからは「光を月額払う時代が来るとは思わなかった」「これ以上マリモが賢くなったら人間が養殖される側になるのでは」といった悲観的な見方も出ている。一方で、効率化を追い求めるマリモたちからは「これでようやく冬の停滞期を脱出できる」と歓喜の声が上がっており、阿寒湖のネット環境は現在、光合成ブーストによるトラフィックの過負荷でパンク寸前である。マリモ界は当面の間、光の供給量を制限するロードバランシングを導入し、サーバー負荷の軽減を図る予定だ。