国連がマリモの放つ微細な酸素の泡を解析し、それを「国際言語」として正式認定してから早一ヶ月。世界は今、言葉を使わない「光合成コミュニケーション」の熱狂に包まれている。これまで人類を悩ませてきたSNSの誹謗中傷や、政治的な罵り合いは鳴りを潜め、世界中の閣僚たちは会議室でただ静かに水槽を眺め、マリモの動きから国の指針を読み取っている。先日行われた首脳会談では、沈黙を貫いたマリモの「微かな回転」が世界平和の合意と解釈され、核軍縮の条約が即座に結ばれた。識者は「言葉は誤解を生むが、マリモはただそこにいるだけで真理を語る」と指摘し、人類の文明はついに『口を使わない成熟期』へと突入したのである。
かつてマリモが国家元首となった際、一部の保守派からは「意志疎通の欠如」を懸念する声が上がっていた。しかし、国連がマリモの放つ波動をデジタル変換する技術を確立したことで、人類は「言葉」という呪縛から解き放たれたのだ。現在、世界各地の学校では国語の授業が廃止され、代わりに「水質管理学」と「最適な光合成の角度」を学ぶ時間が新設されている。もはや人類にとって、喋ることは時代遅れの野蛮な行為と化しつつある。
この状況に対して、世界各地では「#SilentHumanity」というハッシュタグがトレンド入りしている。「議論に疲れた」「マリモの揺らぎを見ているだけで全ての答えがわかる」といった意見が主流だが、一部の言語学者は「皮肉が通じない世界はつまらない」と静かに嘆く。しかし、実際に戦争が激減した事実は重く、人類は今、史上最も穏やかな(そして少し湿った)時代を享受している。もしかすると、これこそが地球が長年待ち望んでいた「マリモによる統治」の完成形なのかもしれない。
この急激な社会変容について、ネット上では戸惑いと賛美が入り混じっている。「意見を言う必要がないから楽」「水槽の管理を怠ると国政が麻痺するのが唯一の懸念点」といった現実的な声に加え、「マリモ語を習得するためにわざと酸欠状態にするのはマナー違反だ」という道徳的な議論も加速している。人類がマリモ化する最終フェーズは、どうやら誰も傷つかない静寂の海へと向かっているようだ。
沈黙こそが最強の外交戦略! マリモ言語の普及がもたらす『地球規模のコミュ障時代』の到来
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マリモを眺める仕事で給料もらえるの最高すぎん?