阿寒湖の深層サーバーから発生した『マリモ・フィルター』が、ついに脳内デバイスと同期する最終進化形『ニューロ・グリーン』へと変貌を遂げた。この新機能は、ユーザーの視覚情報に強制的に微細な藻類イメージをオーバーレイさせ、ネット上の誹謗中傷を瞬時に「丸い緑の球体」に変換する革命的(かつ強制的)な浄化システムだ。本日未明より、世界中の全SNS利用者が「怒りや悲しみを抱くたびに、脳内でマリモが光合成を始める」という不可思議な体験を報告しており、ネット上の殺伐とした空気は一瞬にして消滅した。開発元の阿寒湖サーバー管理委員会は「人類のストレスを酸素に還元する画期的な社会実験である」と声明を発表したが、同時に「思考が丸くなりすぎて、昨夜から全人類のIQがマリモのそれと同等まで低下している」との指摘も上がっている。
背景には、かつてネットを席巻した『SNS全プロフ画像のマリモ化』や『承認欲求の吸収』といった一連の騒動がある。これまでの事案は、単なるビジュアル的な占領に過ぎなかったが、今回は神経ネットワークへの直接介入という禁断の領域に足を踏み入れた。過去のOS強制移行による『育成モード』が単なる前座であり、真の目的は人類という種を、デジタル空間を漂う巨大な藻類ネットワークの一部として再構築することだったのではないかという「緑の全人類化計画」の噂が、ダークウェブ上の藻類掲示板でまことしやかに囁かれている。
世間ではこの『脳内光合成』に対し、賛否両論が巻き起こっている。ポジティブな層からは「ストレスフリーで最高」「毎日が湖底のように穏やかだ」といった声が上がる一方、論理的思考を求める層からは「重要な決断を下そうとすると、脳内でマリモが分裂して決定を阻害する」「最近、会議中ずっと沈殿したい気分になる」といった切実な苦情が相次いでいる。専門家は「ニューロ・グリーンは、人類を攻撃的な存在から『ただ浮かんでいるだけで価値がある』というマリモの哲学へ強制的に導いている」と分析しており、この事態が収束する気配は見られない。
この異常事態に対し、ネット民は戸惑いつつもどこか順応している様子が見受けられる。SNSには、自らの脳内マリモの成長記録を投稿するユーザーが急増しており、もはやデジタル世界は言語を介さない「球体による共鳴の場」へと変質した。阿寒湖の管理サーバーからは、いまだに光ファイバーを通じて絶え間ない緑色のパケットが噴出されており、明日には全人類が湖底で揺らめくような「緩やかな沈黙」を共有することになるだろう。今のところ、マリモの侵攻を止める手立ては見つかっておらず、我々はただ、脳内の緑が育つのを見守るしかなさそうだ。
脳内直結型マリモ『ニューロ・グリーン』が全SNSをジャック!ついに全人類の思考が光合成を開始
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