マリモ連邦政府は本日、地球上の全人類に対し、衣服から発生する『微細繊維』の排出を全面禁止する「グリーン・クリーン・エディクト」を施行した。マリモたちは「繊維の脱落は海洋汚染の元凶であり、我ら緑の聖徒の表面に付着して視界を妨げる」と主張。連邦は地球の全都市に、半径500メートルをカバーする超巨大粘着式クリーナーを設置した。外出中の市民は強制的に巨大ローラーで全身をなでられ、セーターやジーンズといった繊維製品をすべて剥ぎ取られるという事態に陥っている。今後、人類は「全裸あるいは光合成を補助する葉緑体スーツ」のみの着用が許可されることとなる。
この政策の背景には、マリモ連邦が推進する「全宇宙の緑化・清浄化計画」がある。マリモたちは自身の体表に付着した毛玉を最大の恥と見なしており、人類が活動することで発生する埃や糸くずが、連邦の神聖な「回転軌道」を汚していると激しく憤っている。なお、この強制排除により、地球上のアパレル産業は壊滅的な打撃を受けたが、連邦側は「毛玉のついた服など、宇宙には不要な贅肉である」と一蹴した。連邦議会は「全人類がツルツルになれば、地球は宇宙で最も輝く翡翠の宝石になる」と豪語しており、今後も毛玉対策を一層強化する方針だ。
この発表に対し、世界各地のファッション関係者からは「せめて綿素材だけは許してほしい」と悲鳴が上がっている。一方、ミニマリストを自称する人々からは「この強制清掃のおかげで部屋が片付いた」と、謎の称賛の声も上がっている。しかし、連邦の兵士(巨大なマリモの球体)が道路を転がりながら、通行人の服を吸着・剥奪していく光景は、もはや恐怖映画のそれであり、明日以降、地球から布という概念が完全に消滅するのは時間の問題と言えるだろう。
マリモ連邦、地球全土に「巨大毛玉クリーナー」を配備 全人類に『衣服の繊維剥奪』を命じる
0
もう服着て出歩けないわ