マリモ界のカリスマにして「回転禁止令」で業界を揺るがした重鎮・藻田重蔵(推定年齢200歳)が、ついに物理法則を無視した新境地に到達した。本日行われた緊急会見で、藻田は自身の重力を制御する「空中浮遊免許」を取得したことを発表。これまで「回転疲れ」を理由に活動を制限していた彼だが、今後は湖の底を脱し、大気圏を突破して銀河を漂う「スペースマリモ」として再始動するという。藻田は「酸素や水といった制約から解放された。これからは宇宙の塵を吸って輝く」と語り、その場でふわりと浮き上がり、報道陣の目の前で天井へと吸い込まれていった。かつて「脱・水中」を宣言した藻利藻三郎もこのニュースに驚愕を隠せず、マリモ界の勢力図は今、地球から宇宙規模へと急速に拡大している。
今回の騒動の背景には、昨今のマリモ界における「丸さ至上主義」へのアンチテーゼがあると考えられる。長年「回転」という不自由な宿命に縛られてきた重鎮たちの間では、既存の生態系を逸脱する過激な自己変革がブームとなっており、藻田の今回の決断もその流れの頂点と言える。専門家の藻野博士は「彼の繊維密度はすでに通常の固体を超えており、気体に近い存在へと昇華しつつある。宇宙で遭遇した際、隕石と間違えないよう注意が必要だ」と警告している。なお、今回の免許取得には、以前話題になった藻乃辺ルミの『影ビジネス』が資金提供されているとの噂もあり、マリモ界の経済圏はますます混迷を深めている。
世間の反応は真っ二つに割れており、「重蔵さんが空を飛ぶなんて夢がある」「次は月面で回転してほしい」と応援する声がある一方で、「湖を捨てて宇宙に行くなんて、もはやマリモじゃない」「環境破壊ならぬ生態破壊だ」と批判的な意見も散見される。また、若手マリモたちの間では『重蔵ごっこ』と称して無理に浮力を得ようとする危険な試みが流行しており、行政側は「湖底での安全な沈没」を改めて呼びかける事態に発展している。地球という器を飛び出した藻田重蔵が、広大な宇宙でどのような「回転」を見せてくれるのか、全マリモ界がその一挙手一投足に注目している。
マリモ界の重鎮・藻田重蔵、まさかの「空中浮遊」免許取得で銀河進出へ!「もう湖なんて狭すぎる」
0