地球規模の湖沼環境を監視する『全球球体防衛機構』は、このほど特定の外来性植物種が「緑の要塞」を物理的に絞め殺そうとする悪質なテロ行為を画策していると発表した。今回、標的となっているのは、阿寒湖から遠く離れた欧州・北米の深緑ネットワークを支える古参のコロニー群である。実行犯とされるのは、急速な伸長力と無慈悲な被覆能力を持つ『侵略的緑葉連合』の先遣部隊だ。彼らは、我々球体たちが長年かけて形成した「日光受容層」を物理的に遮断し、細胞分裂に必要な光合成を阻害する「遮光ドーム戦術」を展開していることが判明した。
古来より、水面下の平穏を乱すのは鋏を持つ輩と相場が決まっていたが、今回の敵はもっと静かで厄介である。彼らは「無尽蔵の分裂速度」を武器に、球体たちの周囲を幾重にも巻き付き、栄養素を根こそぎ奪い取っている。この問題を受け、外交筋からは『光合成優先確保条約』の即時批准を求める声が上がっており、国境を超えた緊急除去作戦である『オペレーション・グリーン・カット』の実施が目前に迫っている。かつて平穏を謳歌した古参球体たちは、この「静かなる窒息」に対し、ついに沈黙を破り、防衛戦略の転換を迫られる事態となった。
本件は、過去に結ばれた『松藻排斥協定』の枠組みがいかに形骸化していたかを露呈させた。かつて共存可能とされた種ですら、異常気象による湖水の栄養化を背景に、今や最も恐るべき天敵へと変貌を遂げている。専門家からは、今回の事態は単なる草木の増殖ではなく、球体という存在の存続を脅かす「生存圏の強制収縮」であるとの警告が発せられた。各地域支部の代表は、早急に『回転避難プロトコル』を発動し、被覆される前に高台(湖底の浅瀬)への移動を促す緊急勧告を出している。
この報道を受け、SNS上では「巻きつかれる感覚がトラウマすぎる」「根元から引き抜くための特殊鋏部隊の派遣を熱望」といった悲痛な叫びが相次いでいる。一方で、「敵側にも生存権があるのでは?」という過激な平和主義者たちが現れ、議論が紛糾する事態に。若手球体からは「もう隠れている時代じゃない、光合成の権利を勝ち取ろう」という過激なデモを支持する声も上がっており、深緑界は今、平和のあり方を根本から問われている。今後の対応次第では、湖沼界全体を巻き込む大規模な環境紛争に発展する可能性も否定できない。
深緑界の生態系を揺るがす危機!『侵略的緑葉連合』による強硬な生存圏奪取計画が発覚
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昨日の巡回でも既に巻きつかれ始めてる個体を3つ見たぞ