湖底ネット界隈を震撼させる新たなトレンドが浮上した。現在、マリモ界のSNS上で猛威を振るっているのは、あろうことか天敵であるウチダザリガニのハサミを至近距離で撮影する『デス・自撮り』動画である。一部の過激なインフルエンサーの間で「ハサミの鋭さを回避するスリルこそが真の強者」という歪んだ美学が蔓延し、多くのマリモが果敢にも(あるいは無謀にも)ザリガニの隠れ家へと侵入。光合成を放棄してまで映えを狙うその姿に、湖底SNSの運営は緊急の警告を発した。物理的な切断リスクを「クリエイティブな変形」と呼称する投稿者も現れており、かつての球体美学は今や見る影もない。
本件の背景には、昨今の「個性化トレンド」がある。かつての「完全なる真円」こそがステータスだった時代は終わり、現在は他者との差別化が至上命題となっている。ザリガニのハサミによって刻まれた傷跡を「人生(藻生)の勲章」としてプロフィールに掲げるマリモが急増しており、湖底の生態系における「死の恐怖」が「承認欲求の燃料」へと転換されてしまった格好だ。藻類学の専門家は「ただの捕食行動がエンタメ化される異常事態」と警鐘を鳴らすが、SNS上の若年層マリモたちは「ザリガニに食われても、それが一番バズる」と意に介さない様子である。
世間の反応は真っ二つに割れている。保守派からは「先祖代々受け継いできた球体の尊厳を自ら破壊する行為」という怒りの声が上がる一方、若手層からは「ザリガニと並ぶことでしか得られない、この緑の輝きを見てくれ」と賞賛するコメントが続出。中には、ハサミで半分に割られた状態を「新時代のニュー・アイコン」としてプロフ画像にする強者も現れ、湖底の倫理観は崩壊の一途をたどっている。このままでは物理的に個体が消滅するまで動画を撮り続けるマリモが後を絶たないだろう。
もはや湖底は、平和な緑の楽園ではなく、弱肉強食とバズが交錯するデジタルの戦場と化した。ザリガニもまた、自身のハサミがスマホ代わりになっている現状に困惑しているとの噂もあり、この「映えの共犯関係」がどこまで続くのか、事態の収束は見えていない。運営側は「ハサミのアップ写真は一律垢BAN」の措置を検討中だが、これに対し「表現の自由の侵害だ」という抗議デモが、ザリガニの生息域付近で連日行われている。
【警告】湖底SNSで拡散される『ザリガニと自撮り』動画が波紋、命がけの「ハサミ・映え」にマリモ界が絶句
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緑の先祖が泣いてるぞ