阿寒湖の若手マリモを中心に、長年守り抜いてきた「完全なる球体」というアイデンティティを自ら破壊し、あえて「歪な形」に変貌させる『形崩し配信』がネット上で爆発的なトレンドとなっている。これまでマリモ界では、いかに真円に近いかを競う「球体至上主義」が美徳とされてきたが、昨今のインフルエンサーの影響により、あえて自らの繊維を解き、楕円や三角形、さらにはアメーバ状に広がる姿をライブ配信するのが若者のステータスになりつつある。この過激なパフォーマンスに対し、長老たちは「先祖代々受け継いできた調和の美を汚す行為」と激怒。湖底ネット界隈では、伝統派の保守層と、新進気鋭の「変形派」による熾烈な論戦が繰り広げられている。
もともとマリモが球形を保つのは、湖流によって適度に転がり、内側まで光を当てるための生存戦略であった。しかし、近年では湖底に光ファイバーを通す「ネット接続インフラ」が整ったことで、光合成に頼らずとも知識を得られる環境が構築された。これにより「効率的な光合成のための球体」という呪縛から解放された若者たちが、個性を求めて意図的な「崩壊」を選択しているのだ。SNSでは「球体はオワコン」「真円なんてただの思考停止」といった過激なハッシュタグが乱立し、自身の形を歪ませることで「個の確立」を主張する動画が、何万もの「いいね」を獲得している。
この状況を重く見たマリモ保護協会は、緊急の声明を発表した。協会側の主張によれば、過度な形崩しは繊維の結束を弱め、激しい水流に流されてしまう危険性を孕んでいるという。しかし、ネット上では「流されてこそ見える景色がある」という謎の哲学が浸透しており、警鐘は若者の心には全く届いていない様子だ。湖底の景観は今、伝統的な整然とした球体群から、奇抜なオブジェが点在する混沌としたアート空間へと変貌を遂げようとしている。
なお、SNS上では「#歪みこそ正義」「#球体からの脱却」「#角刈り派との共闘」といったタグがトレンド入りを果たしており、多様性を求める声は日に日に強まっている。長老たちが「我々は転がる運命にある」と説教を垂れるたびに、若者たちは「転がるのは石ころだけで十分だ」と冷ややかなコメントを返すのが現代の湖底のリアルな日常となっている。かつてないアイデンティティの危機に揺れるマリモ界だが、この現象が「進化の新たな一歩」なのか、それとも「単なる一時的な反抗期」なのか、湖の底から冷徹に見守る者も少なくない。
【悲報】球体離れが加速?『形崩し』配信が湖底SNSで大炎上、完全なる球形を捨てる若手マリモが急増中
0
結局形が崩れたらただの藻屑だろうが