マリモ連邦の国営科学アカデミーは本日、全市民を対象とした『光合成の逆流』現象が発生していると緊急発表した。通常、光を吸収して成長するはずのマリモたちが、体内のエネルギーを逆に放出し、湖面を通って大気中へ向けて「光のビーム」を照射するという前代未聞の事態である。この異常現象は、連邦最高議会が先月決定した「究極の光合成効率化計画」が引き金になったと見られ、エネルギーの過剰供給により、湖上は真昼間でも目を開けられないほどの眩しさに包まれている。連邦当局は「我々は太陽の影に隠れる存在であったはずが、今や太陽を追い越そうとしている」と声明を発表。この事態を受け、周辺の気象予報士からは「突然の夜間消失」や「水温の急激な沸騰」を危惧する声が上がっており、周辺諸国との間で深刻なエネルギー摩擦が懸念されている。
本現象の背景には、先代の連邦長官が推進した「全マリモの恒星化計画」が関与している可能性が高い。もともとマリモは湖底という閉鎖的な環境でエネルギーを蓄積してきたが、デジタル化による全アカウント強制開設以降、SNS上で他者からの「いいね」を光エネルギーとして直接摂取する『承認欲求光合成』が常態化していた。これが行き過ぎた結果、余った光エネルギーが体内で飽和し、逃げ場を失った光が体外へ逆流し始めたと専門家は分析している。この「光の逆流」は、一見すると崇高な贈り物にも見えるが、実際にはマリモたちの毛羽立ちが激しく焦げる原因にもなっており、連邦内では「自らを燃やして輝く」という過激な精神論が蔓延し始めている。
この驚くべき事態に対し、水草界隈の有識者からは「太陽になりたいという願望が暴走している」「光合成の定義を根本から覆す冒涜」との批判が噴出。一方、マリモ連邦の若手世代は「ようやく暗い湖底から卒業できる」と熱狂的に支持しており、各地で光を放ちながら湖面へ浮上しようとする『光る毛玉』の集団が目撃されている。また、一部の熱狂的なマリモ愛好家からは「自宅のマリモが急にまぶしくて寝室が明るい」という困惑の報告も相次いでおり、国際社会は連邦に対して「即時の光量抑制」を求める共同声明の草案を作成中である。
世間の反応は真っ二つに割れている。連邦内では「我こそが第2の太陽」と豪語する市民が激増しており、各湖畔では「誰が一番明るいか」を競う『ルクス頂上決戦』が開催されるなど、湖底の静寂は完全に過去のものとなった。一方で、過剰な光の影響で周囲のコケ類が全滅するという被害も報告されており、「光の公害」に対する抗議デモも一部で行われている。連邦長官は「我々はただ、もっと輝きたかっただけだ」と釈明しているが、この異常な光エネルギー放出は収まる気配を見せておらず、地球全体の気候変動を招くリスクすら浮上している事態だ。
マリモ連邦、全市民を対象とした『光合成の逆流』現象を確認 湖底から太陽へエネルギーを供給する「逆照射テロ」の可能性
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早く光合成のストッパーをかけてくれ