阿寒湖経済圏は本日、長年の悲願であった「マリモの表面積の円周率切り売り」を公式に解禁した。これまで完璧な球体であることを義務付けられていたマリモだが、今回の改正により、一部の繊維を『小数点以下の値』として分割販売することが可能となった。このニュースを受け、湖底証券取引所では、マリモの直径と円周の比率を担保にした新通貨『π(パイ)』が、取引開始からわずか数分でストップ高を記録。投資家たちは「無限に続く小数点こそ、最強のインフレヘッジになる」と色めき立っており、一部の高級マリモはすでに円周率の第10000桁までを売却し、もはや何が本体か分からないほどホワホワとした形状に姿を変えている。この『過度な切り売り』に対しては、マリモの構造力学を無視した暴挙であるとの批判も相次いでおり、湖底経済の基礎資産である「形状の正統性」が根底から揺らいでいる。
本件は、長らく続いた「完全球体主義」に対する市場からの反乱と見られている。マリモは光合成によって蓄えた炭素を『円周率という形で換金する』という、錬金術に近いプロセスを確立した。しかし、物理的な形状を切り崩す行為はマリモの生存戦略を大きく逸脱しており、専門家は「これ以上切り売りを続ければ、マリモはただの緑色のモジャモジャに帰化し、価値がゼロになる」と警告している。実際に、朝方まで球体だったマリモが、午後には『ひも状』にまで分解され、市場に供給過多をもたらすというパニックも発生した。
世間の反応は二分されている。経済アナリストは「マリモの細分化は、流動性を極限まで高めたイノベーション」と称賛する一方で、湖底の守護団体からは「私たちの神聖なマリモが、無限に続く数字の羅列に変えられていくのを見るのは耐えられない」と抗議の声が上がっている。SNSでは「π通貨で朝食が買える」「マリモが消滅するカウントダウンが始まった」といった投稿が拡散され、明日以降の相場環境はますます不透明さを増している。
マリモの『円周率切り売り』が解禁、湖底市場で「π(パイ)通貨」が急騰の異常事態
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これもう半分無限ループだろ