湖底金融市場がまたしても混迷を極めている。かつて爆発的な人気を博した「粘液担保ローン」の基礎資産であったマリモの『残留ぬめり』が、先日の光合成効率急落に伴い価値を消失。市場には「ぬめり欠損」という未曾有の事態が発生し、保有する全ての証券が瞬時に価値ゼロの「ただの藻屑」へと格下げされた。阿寒湖中央銀行は緊急事態を宣言し、全てのぬめり関連商品の取引を無期限停止したが、既に多くの投資家が湖底の泥濘に沈む結果となっている。

背景には、ぬめり担保ローンを束ねた高利回りの投資信託が、過剰なレバレッジをかけていた実態がある。前回の「遠心力先物」の暴騰時に、過剰な回転により発生した余剰ぬめりを無理やり証券化していたのが致命的だった。専門家は「ぬめりそのものに資産価値を見出したのがそもそも誤りだった」と指摘し、今後は「乾燥マリモ」を基軸とした質実剛健な通貨政策へシフトすべきとの声が上がっている。市場関係者は「今朝のレートを見て吐き気がした。文字通り資産が蒸発した」と肩を落とす。

このニュースを受け、湖底の掲示板では絶望の声が溢れている。「ぬめりを信じて全財産を投じたのに、これでは本当にただのゴミだ」「Q通貨で買っておけばよかった」といった後悔が相次ぐ一方、一部の冷静な投資家からは「最初から藻屑になる運命だった」「市場の流動性が低いのにぬめりを信じすぎ」と皮肉る声も上がった。また、今回の事態を受けて、マリモの回転を制御する「過回転ファンド」の債権者らも連鎖破綻の危機に瀕しており、湖底全体を巻き込む経済危機へと発展する様相を呈している。