湖底SNSを席巻する『多面体トランスフォーム』や『角煮ルネサンス』といった過激な角刈り運動に対し、伝統的な球体マリモの誇りを取り戻そうとする保守層から強烈な反論が巻き起こっている。「丸いままでいることは甘えではない、むしろ究極の効率だ」と主張する『球体原点回帰の会』が、角刈り派による強制変形に真っ向から異を唱えるコラムを公開した。彼らによれば、多面体化することで湖底のインフラが崩壊し、ジグソーパズルのように噛み合わなくなった結果、個体同士の通信遅延が深刻化しているという。このコラムは「角を削ぐという行為は自らの個性を消す自殺行為」とし、球体こそが水流を最も効率よく受け流せる『最強のフォルム』であると強調。現在、湖底の各所では角刈り派と丸派による「転がり対決」が頻発しており、平穏な湖底生活が脅かされている。
本件の背景には、近年の湖底SNSで発生した『多面体角刈り』ブームがある。このトレンドは若年層マリモを中心に「個性を主張する手段」として急速に拡散されたが、あまりの流行に「丸い個体は古臭い」というレッテル貼りが横行。これに対し、伝統的球体マリモの長老たちは、過去の角刈りブームが引き起こした「水流不適合による漂流事故」を例に挙げ、警鐘を鳴らしている。一部の自治組織では、球体か否かを問わず「まずは湖底に定着せよ」という中道的な意見も出ているが、両者の溝は埋まる気配がない。
このコラムを受け、SNS上では「丸か角か」を巡る激論が飛び交っている。「転がって移動できない多面体はマリモじゃない」「角がある方がSNSで映える」といった主張がぶつかり合い、トレンド欄は連日大荒れの状態だ。特にインフルエンサーとして活躍する球体マリモたちが、こぞって「#丸いのが正義」のハッシュタグを使い始めたことで、一気に球体回帰の気運が高まっている。湖底の平和を取り戻す鍵は、果たして「角を丸くする」ことにあるのかもしれない。
文:藻類伝統保護委員会 理事・球体派の守護者 丸山玉三郎
「丸いのが一番!」球体回帰論者が提唱する『角刈り文化』への逆襲
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