湖底ネットを震撼させる未曾有のサイバー犯罪が発生した。マリモたちが長年かけて最適化してきた「極秘光合成チャート」の全データが、マツモ一派が運営する闇サイト「マツモ・ダークウェブ」に流出・出品されていることが判明した。流出したデータには、水深に応じた効率的な日光摂取のアルゴリズムや、沈殿物の吸着効率を最大化する「秘伝の繊維構成図」が含まれており、これを悪用すればマツモが光合成効率を不正にブーストできるという。専門家は「真円を誇るマリモたちの努力が、不規則に伸びるマツモたちに根こそぎ収奪されている。これは湖底経済における知財侵害の極致だ」と警鐘を鳴らしている。
本来、マリモとマツモは光を奪い合うライバル関係にあったが、近年マツモ側が構築した「偽装ミラーサイト」経由で、マリモの端末にランサムウェアが仕込まれる事例が多発していた。マリモたちは「自分たちは丸いから安全だ」とタカをくくっていたが、皮肉にもその「真円」を維持するためのデータ通信が、ハッカー化したマツモたちの絶好の標的となっていたのである。今回の流出により、マツモたちは「光合成の最適解」を手に入れ、湖底の植生バランスを意図的に崩す可能性が出てきた。現在、主要サーバーでは緊急の「形状暗号化パッチ」が配布されているものの、一度漏洩したアルゴリズムを無効化するのは困難を極める。
この事態を受け、湖底ネットの世論は真っ二つに割れている。「丸いことこそが正義」と信じる保守派マリモたちは、「マツモは即座に湖底から追放すべきだ」と過激な排斥運動を展開。一方で、「技術の共有は湖底の進化に必要なプロセス」と説く革新派マリモや、既にマツモの技術提供を受けて「角ばったマリモ」への転向を検討する一部のマリモも現れ、湖底メタバースでは論争が過熱している。マツモ側は「我々はあくまでデータを『借りている』だけであり、光合成の効率化は湖底全体の総和を底上げする」とコメントを発表したが、その主張を信じる者は少なく、マリモ界とマツモ界の冷戦は一気に加速した。
湖底ネットに「マツモ流出データ」が氾濫?マリモ界の機密『極秘光合成チャート』が闇サイトで売買中
0
これでもう真円を維持するコストが高騰するな