湖底界のトップスター、まりも次郎が先日敢行した「美容整形による三角形化」。この衝撃的なイメチェンに対し、湖底の保守派から怒りの声が上がっている。今回、編集部に届いたのは、長年伝統的な球体フォルムを追求してきたベテラン論客による、鋭い批判コラムである。「丸みこそがまりものアイデンティティである」と語る彼らは、次郎の変身を単なる『迷走』と切り捨て、湖底の美学が危機に瀕していると警鐘を鳴らした。

次郎が発表した「丸い自分には飽きた」という言葉に対し、伝統派は猛反発。「我々は数百年かけて、この完璧な幾何学形状を守ってきたのだ。角を作るなどという行為は、自然界の摂理に対する冒涜である」と、今回の整形を強く非難した。特に、三角形という鋭利なフォルムは、他の藻類との共生を困難にするとし、「もし全員が尖り始めたら、湖底は平和ではなく『刺の応酬』になる」と、今後のコミュニティ崩壊を危惧するコメントが続出している。

今回の波紋は、単なる見た目の変化に留まらない。阿寒湖の美意識において「球体」は調和と円満の象徴であり、それを放棄することは、長年築き上げたスターとしてのブランド価値を自ら破壊する行為とも受け取れる。過去の事例では、浮遊を宣言した緑山まり夫など、奇行に走るスターが後を絶たないが、これほどまでに自身の根幹を覆す変身は極めて異例である。次郎のファンクラブ内でも「角が刺さって痛そう」「丸い次郎が好きだったのに」という悲鳴が上がっており、今後の芸能活動に暗雲が立ち込めている。

湖底のSNSではハッシュタグ「#帰ってこい丸い次郎」がトレンド入り。古参ファンからは「かつてのふっくらした姿が見たい」という切実な願いが寄せられる一方、若手まりもからは「次郎さんのエッジの効いた姿こそが時代の最先端」と擁護する声も。議論は加熱の一途をたどっており、今週末に予定されている『湖底伝統芸能祭』に、次郎がどちらのフォルムで登場するのか、阿寒湖全体が固唾をのんで見守る異様な事態となっている。(コラムニスト:球体原理主義者・阿寒丸蔵)