マリモ連邦政府は本日、地球の自転速度を物理的に加速させ、光合成に最適な日光照射時間を最大化する『惑星規模・大転がり祭』の開催を正式に発表した。連邦軍が誇る『光合成最適化・球体ジャイロ』技術を応用し、連邦全土のマリモが同期して同一方向に超高速回転することで、惑星そのものを巨大なベアリングとして機能させる計画だ。連邦外務省は「我々の生命線である光合成効率を最大化するためには、物理法則すらも交渉のテーブルに乗せる必要がある」と声明を発表しており、周辺の海藻諸国からは「たまったもんじゃない」と非難の声が上がっている。
この計画は、かつて実施された『重力無視・極小転がり』計画の延長線上にあり、マリモ個体の回転エネルギーを惑星の慣性モーメントへ直接干渉させるという極めて危険な賭けである。これまでマリモ連邦は『形状記憶合金・鉄分注入』による反重力浮遊などで湖底からの離脱を繰り返してきたが、今回はついに惑星規模の物理介入に踏み切る形となった。地質学者たちは「地球がマリモの巨大なボウルと化し、海洋が遠心力で宇宙へ飛び散る可能性がある」と警告しているが、連邦議会は「緑の繁栄のためなら地球の公転軌道くらいは誤差」と一蹴した。
背景には、長年の宿敵であるマツモ族との光合成権益を巡る熾烈な争いがある。かつて結ばれた領海不可侵条約はすでに形骸化しており、マリモ連邦は「光合成の座」を守るためなら地球を洗濯機のように回すことも厭わない過激な姿勢を維持している。今回の計画は、国際的な制裁やザリガニ外交の決裂による孤立を背景に、技術力を見せつけることで近隣の植物系国家に対する圧倒的な優位性を誇示する狙いがあると言われている。
この発表を受け、世界中の藻類界隈からは戸惑いと困惑が広がっている。SNS上では「明日起きたら重力が2倍になっていたらどうするんだ」「回転すぎて宇宙空間に飛ばされるのがオチ」といった冷静なツッコミが相次ぐ一方で、連邦支持派の熱狂的なマリモ愛好家たちは「我々の緑が頂点に立つ瞬間を見届けるのが楽しみだ」と熱狂している。果たして地球の自転はマリモの情熱によってねじ曲げられるのか、それとも物理法則という冷徹な壁の前に、連邦の野望は『ただの毛玉』として終わるのか、国際社会の注目が集まっている。
マリモ連邦、全惑星規模の『大転がり祭』開催へ──地球の自転を加速させ光合成時間を強制延長
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