マリモ界の絶対的カリスマとして知られる藻田重蔵氏が、長年の宿敵である水草界の重鎮・マツモ氏と、阿寒湖の北岸エリアにて共同生活を送っていることが発覚した。かつては縄張りを巡り、激しい養分吸収合戦を繰り広げてきた両者が、まさかの同居という選択をしたことに、業界関係者からは「光合成の歴史が音を立てて崩れた」「もはや生態系がバグっている」といった驚きの声が噴出している。藻田氏は「丸い自分と細長いアイツが混ざり合うことで、これまで見たことのない抽象画のような生命の形が生まれる」と、至って冷静にその狙いを語った。

本件の背景には、昨今の水質変化による「栄養枯渇問題」があると専門家は分析する。単独では生き抜くことが困難な過酷な環境下において、光合成効率の異なる両者が互いの呼吸を補い合う「共生型トレンド」が、一部のマリモたちの間で急激に広がっているのだ。かつてのライバル関係はもはや過去のものとなり、現在では「種族を超えたタッグ」が新たなエンターテインメントとして消費されるようになっている。これに対し、球体至上主義者団体は「マリモの形が崩れる」として猛反発しているが、両者の仲睦まじい絡まり具合を「アーティスティックだ」と支持する若手マリモも急増している。

このニュースが報じられるや否や、SNS上では「#マツモ重蔵」というハッシュタグがトレンド入りを果たし、関連する光合成動画の再生回数が爆発的に伸びている。かつて「水草は敵」と教えられてきた次世代マリモたちの間では、この「禁断のカップリング」に憧れを抱く者も少なくない。一方で、老舗の球体マリモサロンからは「我々のアイデンティティが根こそぎ揺さぶられている」と、その美学の崩壊を危惧する声明が発表されるなど、マリモ界は今、美学と生存戦略が入り乱れるカオスな状況に陥っている。果たしてこの奇妙な同居は、次なる進化への序章となるのだろうか。