阿寒湖の経済界に激震が走っている。この度、これまで「丸さ」を競い合ってきたマリモ市場において、侵略的外来種である水草「マツモ」を活用した金融商品「マツモ・オプション」が完全にクラッシュした。マツモが湖底を占拠することでマリモの光合成効率を意図的に低下させ、価格を吊り上げる「空売り的・浸食作戦」を画策した投資家らが、想定を上回るマツモの繁殖スピードにより制御不能に陥ったのだ。湖底には、自身の成長よりも水草の刈り取り代行業者への支払いに追われ、栄養失調で「俵型」に変形したマリモが続出。かつての「完全球体主義」は崩壊し、現在は緑の泥沼と化した湖面で、投資家たちが水草を必死に引き抜く「手動刈り取りデフレスパイラル」が繰り広げられている。

本件の背景には、光合成の効率を追求しすぎた結果、マリモたちが「自分自身で光を浴びるよりも、他人の領域を占拠した方が利益率が高い」という拝金主義的思考に陥ったことがある。マツモは本来、マリモの栄養を奪う天敵であるが、金融業界はこれを「成長を阻害する逆張りヘッジ」として金融派生商品化していた。しかし、マツモの増殖力は計算モデルを遥かに凌駕し、今や湖の至る所が緑の毛玉ならぬ緑の密林と化している。湖畔の金融当局は、緊急事態として「緑の強制刈り取り令」を発令したが、もはや手遅れという声も多い。

「マリモの価値は丸さにあったはずなのに、今は長細い雑草の数で資産が決まるなんて異常だ」「マツモのせいで僕の球体が楕円形になった、誰が責任をとるんだ」「結局、一番得したのはザリガニ連中だろ」「刈り取り業者に搾取されるだけの我々は、もはや光合成すらできない」「丸いというだけで価値があった時代に戻りたい」「市場原理主義の末路がこれか」など、阿寒湖の湖底には悲痛な叫びと、水草を焼き払おうとする過激派マリモの熱い火花が飛び散っている。