先日、マリモ界の重鎮・藻田重蔵氏が空中浮遊免許を取得し、銀河進出を宣言したことは記憶に新しい。しかし、この前代未聞の暴挙に対し、湖底の伝統を重んじる若手マリモ研究家の藻本・ケロロ・藻三世氏が猛反発。彼は自身のコラムで「マリモは水と共にあり、沈んでこそ真価を発揮する。浮くなどという軽薄な行為は、我々が数百年かけて培ってきた『静寂の美学』を根底から覆すものだ」と痛烈な批判を展開した。藻田氏が掲げる「湖という檻からの脱却」に対し、藻本氏は「檻ではなく守られた聖域」と反論。湖底のプライドを懸けたこの舌戦は、マリモ界を二分する一大論争へと発展している。

背景・補足として、マリモの空中浮遊は、特殊な成分を光合成によって生成し、周囲の浮力を高めることで実現するが、これには膨大なエネルギーを消費するため、数十年単位の寿命を削るリスクがある。藻本氏はこの点を指摘し、「銀河に行く暇があるなら、まずは光合成の効率を1%でも上げる努力をすべきだ」と皮肉る。一方、藻田氏の支持者たちは「藻本はただの保守的な沈没派だ」と切り捨てており、湖底では連日のように「浮くべきか、沈むべきか」を巡る座談会が開かれている。

この騒動に対し、ネット上の反応は真っ二つだ。「浮くのは個人の自由」というリベラル派と、「マリモは底にいてこそ」という保守派が激しい論争を繰り広げている。藻田氏の銀河進出計画は、単なる移動手段の変革を超え、マリモ界の存在意義を問う哲学的な問いにまで昇華してしまったようだ。果たして、マリモたちは今後も泥の心地よさを享受し続けるのか、それとも星の彼方を目指すのか。湖底の平和は今、最大の危機を迎えている。

コラムニスト:藻本・ケロロ・藻三世