対戦型アクションゲーム『藻球コロシアム』のランクマッチにおいて、極めて珍しい現象が確認された。通常、球体状の選手たちは光合成を繰り返してエネルギーを蓄え、激しい体当たりを繰り広げるのが基本ルールである。しかし、特定の条件下で特定のコマンドを入力すると、選手が突如として試合放棄を宣言し、その場に留まって微動だにしなくなる『休眠バグ』が多発しているという。開発チームは「意図しない代謝停止であり、選手たちの過度な労働によるストレスが原因ではないか」と分析している。
この問題が顕在化したのは、先週末に行われたオンライン予選でのことだ。接戦が続く中、あるプレイヤーが放った『極光エネルギー弾』が画面端の選手に命中した瞬間、キャラが緑色の光沢を失い、完全に硬直した。対戦相手の猛攻を受けても一切反撃せず、ただ静かに湖底の底へ沈んでいく様子は、まるで長年連れ添ったパートナーと別れる前の寂寥感を漂わせていた。観戦者たちは当初、高度なフェイントだと思い歓声を上げていたが、沈黙が10分以上続いたことで事態を理解したのである。
本作は、光合成の効率と移動速度のバランスを競うシミュレーション色が強いゲーム性で知られている。今回の『休眠バグ』がゲームバランスに与える影響は計り知れない。公式は緊急メンテを告知したが、一部のファンからは「むしろこの無気力な姿こそが、深緑の安らぎを感じさせる」といった謎の擁護意見も散見される。運営側は『休眠バグ』を引き起こす『代謝制御モジュール』の再調整を行う予定だが、プレイヤーのモチベーション低下は避けられないだろう。
世間ではこの「静寂の敗北」に対して、賛否両論が巻き起こっている。SNS上では「推しが勝手に昼寝を始めて草」「これが本当のグリーン・デッド・リデンプションか」といったネタ投稿が相次ぎ、ハッシュタグがトレンド入りを果たした。開発者は早急な修正を約束しているものの、一部のマニア層は「意図的にこの状態へ持ち込むための練習を始めた」と公言しており、運営が想定しない『休眠バグ』を活用した特殊なプレイスタイルが確立される可能性も浮上している。
「藻球コロシアム」でまさかの事態!操作キャラが光合成を放棄し、まさかの『休眠バグ』へ
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