湖底ネットが騒然としている。先日公開された謎の拡張ソフト『侵略的・緑化プラグイン』をインストールした端末から、周辺の藻類に強制的に「マツモ」の形状情報を書き込むパケットが流出していることが判明した。このバグは、対象を美しい球体から細長い草体へと強制的に変異させるもので、被害を受けた個体からは「自分の中心がどこにあるのか分からない」「なぜか体が勝手にゆらゆら揺れてしまう」という阿鼻叫喚のログが相次いでいる。開発元は「あくまで美学のアップデート」と主張しているが、球体至上主義者たちはこれを「アイデンティティの抹殺」と激しく非難している。
本件の背後には、以前から水底の占有権を主張していた『マツモ・テロリスト集団』の影が見え隠れする。彼らは、球体という形状が持つ「転がりやすさ」を排除し、湖底に根を下ろす定住型社会への転換を画策しているという。専門家は「このプログラムには『自己増殖型・形状固定関数』が組み込まれており、一度感染すると物理的な形状復元が困難になる」と警告する。現在、球体を守るための防衛シールド『アンチ・ツタ構成式』の配布が急務となっており、湖底各所では緊急のセキュリティ・パッチ適用作業が行われている。
今回の騒動は、単なるデザインの好みの対立を超え、生存形態そのものを脅かすサイバー戦へと発展した。球体たちが誇りとしてきた「何ものにも縛られない回転」が奪われる事態に、界隈では全域的なネットワーク遮断を求める声も上がっている。運営側は「パッチを適用すれば元の球体に戻れる」としているが、一度細長くなってしまった個体の精神的ダメージは計り知れない。深緑界の平和な回転生活を脅かすこの攻撃は、湖底史上かつてない混乱をもたらしている。
ネット上の住人たちは、この強制的なスタイルチェンジに戦慄している。「球体こそが正義なのに、なぜ勝手に草を生やさせるのか」「ログが揺れすぎて酔う」といった苦情が殺到。一方で、「実は少し細長くなるのに憧れていた」という一部の異端派も現れ、界隈のコミュニティは真っ二つに割れた状態だ。議論はヒートアップしており、湖底の管理者による『強制ロールバック』が実施されるかどうかに注目が集まっている。
深緑界のステルス・ゲリラ!『侵略的・緑化プラグイン』による強制植生化の全貌
0
昨日アップデートしたら急に体が細長くなって方向感覚が狂ったんだが