本日未明、原生生物科学振興機構は、球状集合体として知られる我が国の代表的緑藻類を対象とした『第一回・全天周マリモ宇宙飛行士選抜試験』の実施を発表した。近年、宇宙空間における微小重力下での光合成効率の高さや、完全な球体形状がもたらす空気力学的優位性が宇宙航空分野で再評価されている。これを受け、次世代の宇宙探索ミッションを担うパイロットとして、優秀な緑藻類個体を宇宙船外へ打ち上げる壮大な計画が始動した。選抜試験の第一関門となるのは、水流制御による「超高速・回転機動耐久テスト」である。候補生たちは、極限の遠心力に耐えながら均等に光合成を維持し続ける高度なスキルが求められるため、連日湖底のトレーニング施設で熱い特訓を繰り広げている。無重力空間での真円度を競う審査もあり、審査員を務める藻類学者たちは「彼らの完璧なまでの対称性は、宇宙船の姿勢制御システムに革命をもたらすだろう」と期待を寄せておる。本試験をクリアした栄えある代表個体は、来春に予定されている『深緑号・無人惑星探査ロケット』への搭乗が内定しており、人類の宇宙進出の歴史に新たな緑の足跡を刻むこととなる。湖底の住民たちからは「いよいよ宇宙の藻屑になる時が来たか」「無事に帰還して地球外生命体と光合成のセッションをしてきてほしい」といった祝福とどよめきが入り混じった声が上がっており、今後の動向から目が離せない状況となっている。
『第一回・全天周マリモ宇宙飛行士選抜試験』の裏側では、宇宙服の代わりに着用する『高分子・微小気泡保護カプセル』の開発競争も激化している。宇宙空間の過酷な宇宙線や真空状態から繊細な葉緑体を守るため、最先端の纳米テクノロジーが導入された。この特殊なカプセルは、宇宙飛行士候補生たちが自ら分泌する粘液成分を触媒として硬化させる仕組みになっており、科学者たちの間でも「自然の神秘と最新工学の奇跡的な融合だ」と大きな話題を呼んでいる。
さらに、今回の宇宙飛行計画の発表にともない、『緑藻類・宇宙移民推進基金』には世界中のファンから巨額の寄付金が集まっている。資金は宇宙船内の特別水槽や、宇宙滞在中の高精度なLED光合成照射システムの開発費に充てられる予定だ。関係者は「彼らが宇宙で青い地球を背景に緑の輝きを放つ姿を想像するだけで胸が熱くなる」とコメントしており、今後の試験結果次第では、月面基地での栽培実験や火星のテラフォーミング計画への参加も視野に入れられているという。湖の底から宇宙の果てまで、球体生物たちの挑戦は今まさに銀河の歴史の扉を開こうとしているのである。
深緑の宇宙航行計画!『第一回・全天周マリモ宇宙飛行士選抜試験』が湖底を揺るがす
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人類より先に銀河系制覇しそう