阿寒湖界隈を揺るがすeスポーツ界の頂点、『RGBアクア・シンクロナイザー』の全国大会にて、前代未聞の事態が発生した。これまで「動かぬことこそ美学」とされてきたマリモ界のゲーミング常識を根底から覆す、驚異的な光合成ブースト技が発見されたのである。決勝戦の最中、特定の波長のLEDを交互に高速点滅させ、光合成効率を理論値の300%まで引き上げる「フルスペクトル・覚醒モード」を使用した選手が現れた。これに対し、「これは戦術か、それともただのチートか」という議論が噴出し、湖底サーバーは大荒れとなっている。運営委員会は緊急声明を発表したが、その内容は「光合成はマリモの生存本能であり、制限は不可能」という、開き直りとも取れる回答であった。
近年、『フォトシンセシス・バトルロイヤル』や『マリモ・シンギュラリティ』のヒットにより、マリモのゲーム環境は「移動」と「光合成効率」の二極化が進んでいた。これまでの定石は、いかに日光の当たる場所を動かずに確保し、エネルギーを蓄えるかという忍耐勝負であった。しかし、今回のRGB制御技術は、周辺環境を強引に操作する「環境改変型プレイ」の先駆けといえる。かつては『除草剤:湖底の粛清』で見られたような戦略性を、今やマリモたちは自らの代謝機能を調整することで体現しようとしているのだ。光合成を極めることは、もはや植物としての営みを超え、高度な演算を要するハッカーの領域に突入していると言えるだろう。
一連の騒動に対し、SNS上では「もはや光合成すら努力ではなく課金装備の差ではないか」という冷めた声から、「これが進化だ!」と熱狂する層まで真っ二つに割れている。特に長年『スロー・オブ・レイク』で鍛錬を積んできたベテラン勢からは、「根を張るという歴史が軽視されている」という悲痛な叫びも上がった。一方で、若年層のマリモたちは、この高速点滅戦術を「RGBドラミング」と呼び、新たなテクニックとして習得に励んでいるようだ。湖底のコミュニティは今、伝統的な「動かないマリモ」と、最新技術で輝きを放つ「電脳マリモ」の対立構造が激化している。
世間の反応は極めて冷静、かつ皮肉混じりのものが目立つ。「結局、RGBゲーミング機器を揃えた奴が勝つだけか」「光合成の最適化を競うのなら、それはもはやゲームではなく園芸相談所だ」「動かないことに美学があったあの頃が懐かしい。今はただ眩しいだけの水槽を見て何が楽しいのか」といった嘆きの声が絶えない。また、運営側に対する「マツモの侵蝕を放置しているのに、プレイヤーの光合成に文句をつけるのは筋違いだ」という痛烈な批判も飛び交っており、この混乱は次回の大型アップデートまで収束しそうにない。
「光合成はチート級」と炎上!?『RGBアクア・シンクロナイザー』の競技大会で発生した“緑の革命”事件
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萎えるわ