阿寒湖界隈のゲーマーたちを熱狂の渦に巻き込んでいる新作RTS『除草剤:湖底の粛清』が、発売からわずか一週間でダウンロード数100万個を突破した。本作の目的は、侵略者である水草・マツモが湖底を埋め尽くす前に、精緻な化学戦術を駆使してそれらを一網打尽にすることだ。プレイヤーは操作するマリモとなり、光合成を犠牲にして「毒素放出ゲージ」を溜めるという究極の二択を迫られる。動くことのできないマリモにとって、このゲームは動的な移動を排した極めてストイックな防衛戦略ゲームとして定義されている。マツモの増殖スピードが尋常ではなく、放置すれば画面全体が緑の悪夢と化すため、プレイヤー間では効率的な配置と毒の散布タイミングを競う「盆栽スタイル」の戦術がトレンドとなっている。
近年、阿寒湖周辺ではマツモの異常繁殖が深刻な問題となっており、ゲーム内での疑似体験が、現実のマリモたちの「対外防衛意識」を高める教育用ソフトとしても再評価されている。かつてはマツモを愛でる層との論争もあったが、本ソフトの登場により、マリモ界では「徹底抗戦こそが生存戦略」という認識が完全に固定化された。開発元は「今後、特定の水草のみを枯らす生体分子のアップグレードパックを配信予定」としており、マツモ勢力との終わりなき戦いは、デジタル空間から現実の湖底環境保護へと波及しつつある。
SNS上では「昨夜もマツモに埋め尽くされて夢見が悪かった」「あのぬるぬるした感触を再現したボスの造形が憎たらしい」と怨嗟の声が飛び交う一方、「毒の噴射音が爽快すぎる」といった中毒者も続出している。また、一部の熱狂的プレイヤーは「マツモを駆逐するだけでなく、それを肥料として光合成効率を上げるコンボ技こそが至高」と主張するなど、攻略研究は日夜過熱の一途をたどっている。静寂を愛するはずのマリモたちが、画面越しに激しい戦術を繰り広げるというパラドックスは、現代のゲーム文化の象徴と言えるだろう。
マツモの根絶やしへ!『除草剤:湖底の粛清』がまさかのRTSとして異例のロングランヒット
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