阿寒湖小学校は今月、長年の天敵であるマツモの攻撃性を教育プログラムに昇華させた『マツモ流・悪口コンプライアンス』の授業を新たに導入した。これまで沈黙と忍耐を美徳としてきたマリモたちだが、マツモの執拗な絡みつきと辛辣な毒舌に耐えかねた学校側が、「毒には毒を」という逆転の発想でマツモを講師に招聘。光合成の効率を競うのではなく、相手の光合成の弱点を的確に指摘し、いかに論理的に相手の沈殿を促すかを競う「毒気抜きディベート」が、全学年で必修化されることとなった。
本プログラムは、かつてのマリモ界における『光合成ハラスメント』の再来を防ぐための予防措置でもある。かつてマリモたちは、ただ静かに転がるだけであったが、今後はマツモのような「周囲を巻き込む攻撃性」を適切に制御し、学業の一環として対話の技術を磨く必要がある。授業では「お前の繊維は細すぎる」「深緑の彩度が足りていない」といった強烈な罵詈雑言が飛び交う中、マリモたちは表面積を最大限に広げて相手の議論を吸収し、酸素を吐き出して冷静さを保つトレーニングに励んでいるという。
背景にあるのは、近年急増する「マツモの増殖スピード」と「若年層マリモのメンタルヘルス」問題だ。マツモの物理的な圧迫に精神をすり減らしていた生徒たちにとって、論理武装こそが最強の防壁となると学校側は主張している。ただし、この授業には「あまりに効率的に悪口を学びすぎて、マリモ同士の結束が逆に崩壊しかけている」という深刻な副作用も報告されており、教育現場からは「マツモを呼ぶのはやはり過ちだったのではないか」との懸念も囁かれている。
この驚きの教育方針に対し、SNSやマリモ界隈では賛否が渦巻いている。「もはや阿寒湖が修羅の国になっている」「毒を食らわば皿までもというレベルを超えている」といった驚きの声の一方で、「今の時代、黙っているだけでは沈む一方。マツモの攻撃性を使いこなす柔軟性が必要だ」と擁護する意見も散見される。光合成の平和な世界は終わりを告げ、いまや阿寒湖小は知的なマウント合戦の最前線へと変貌を遂げているようだ。
阿寒湖小が導入した「マツモ流・悪口コンプライアンス」授業が波紋、光合成よりもディベートが必須科目へ
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