タルタル
擬態語目元がはれぼったく、疲労感や眠気、あるいは年齢を重ねたことによる弛みを表現する擬態語。主に顔の皮膚の状態に対して用いられる。
Xで共有タルタルの意味
主として、顔の皮膚や筋肉が重力に従って垂れ下がっている状態、あるいは脂肪が溜まってだらしなく見える様子を表す。特に加齢によって目の下の脂肪が膨らんだり、頬の皮膚が弛緩して下がったりする様子を「タルタルしている」と形容する。また、過度な疲れや睡眠不足で目元が浮腫み、どんよりと重たげに見える状態を指すこともある。派生して、身なりや心が引き締まっておらず、だらしない様子を比喩的に表現する場合にも使用されることがある。単なる肥満とは異なり、皮下組織が緩んでいる質感や、重々しく垂れ下がったニュアンスが強調される点が特徴的である。
使い方・使われる場面
美容や健康に関する会話の中で、特に顔のコンディションを表現する際によく用いられる。加齢による悩みとして「最近、目の下がタルタルしてきた」と鏡を見ながら使うのが代表的である。また、極度の疲労や寝不足で顔全体がすっきりしない時に「顔がタルタルでやる気が出ない」といった文脈でも使われる。漫画やアニメでは、老人やだらしないキャラクターの顔立ちを描写する際に、補助線や影とともに書き込まれることもある。比喩表現として、精神的な緩みを「心がタルタルに弛んでいる」と表現することもあるが、物理的な皮膚の弛みという用法の方が一般的である。
使用例
- 歳をとって目の下がタルタルしてきたので、マッサージを始めた。
- 連日の激務で顔全体がタルタルにむくんでしまい、鏡を見て驚いた。
- 長年の不摂生がたたって、頬の肉がタルタルと垂れ下がっている。
ニュアンス・似た表現との違い
物理的な弛みや垂れ下がった様子に対し、どこかネガティブで不快感や衰えを感じさせる響きがある。脂肪の柔らかさと、それが重力に負けているという残念な状態を強調する語感である。ピチピチ、シャッキリといった、張りや活気がある状態とは対極にある概念であり、老いや疲労という隠せない事実を指摘する際、少し揶揄や自虐を込めて使われることが多い。