← 擬音・効果音・オノマトペ辞典

ヨレヨレ

擬態語

疲労や経年劣化によって張りや活気を失い、だらしない状態になった様子を表す擬態語。

ヨレヨレの意味

もともとは布地が伸び縮みして形が崩れた様子を表す言葉だが、転じて人間の体調や服装に対して広く用いられる。心身の疲労が蓄積し、背筋を伸ばして立つ気力も失せ、動作が緩慢でだらしない様子を指す。単なる疲労以上に、外見的な荒廃感や活気の消失、あるいは身にまとっているものにまで及ぶ衰えを強調する語である。長時間の労働や過酷な環境を耐え抜いたあとのような、力尽きた状態を指すことが多い。

使い方・使われる場面

主に個人の心身の状態や、持ち物の見た目に対して使用される。「徹夜明けでヨレヨレの状態で出社した」といったように、エネルギーが枯渇しきっている様子を表現する際に重宝する。また、古着のヨレヨレしたシャツのように、物理的な劣化にも使われるが、人に対して使う場合は「心身の消耗」というニュアンスが強くなる。周囲からは「大丈夫?」と声をかけたくなるような、庇護欲を誘う、あるいは痛々しい様子を的確に伝えることができる表現である。

使用例

ニュアンス・似た表現との違い

「クタクタ」や「ヘトヘト」と似ているが、「ヨレヨレ」には特有の「形が崩れている」「締まりがない」という視覚的なニュアンスが含まれる。そのため、体調の悪さだけでなく、服装や姿勢の乱れを伴う疲労感に対して非常に親和性が高い。どこか哀れを誘うような、枯れた印象を与える語であり、元気だった頃の面影が薄れている様子を強調する際に特に効果的である。

関連するオノマトペ

問題を報告する