キャン
擬声語犬などが恐怖や痛みのあまり、鋭く高く鳴き声をあげる様子を表すオノマトペ。
Xで共有キャンの意味
小型犬や子犬などが、尻尾を巻いて逃げ出す時や、何かに踏まれて驚いた時などに発する、甲高く短めの鳴き声を模した表現。人間が強い恐怖や圧倒的な痛みに直面した際、情けなく悲鳴をあげる比喩としても用いられる。また、強気だった者が一転して怯えたり降参したりする状況を示す際にも使われる。
使い方・使われる場面
主に動物の鳴き声描写のほか、人間が急な痛みや恐怖を感じて声を漏らす場面で用いられる。「キャンと鳴く」「キャンとも言わない」などの慣用表現としてもおなじみで、漫画や小説でキャラクターの気まずさや完敗をユーモラスに表現する際にも役立つ。
使用例
- 散歩中に大きな犬と出会った我が家の愛犬が、驚いてキャンと鳴いて後ろに隠れた。
- 普段は威勢のいい同僚だが、怒った上司を目の前にしてキャンとも言えずに縮こまっていた。
- 足を机の角に強くぶつけた瞬間、思わずキャンと情けない悲鳴が漏れてしまった。
ニュアンス・似た表現との違い
単なる鳴き声の模倣に留まらず、どこか滑稽さや、圧倒的な強者に対する恐怖、あるいは情けない敗北感のニュアンスを伴うことが多い。深刻な悲壮感というよりも、少し漫画的でコミカルな響きを含んでいる点が特徴である。